霜降り明星・せいや
テレビ界を揺るがせている『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)の“ヤングケアラー問題”が、新たな余波を広げている。
「1月23日の放送回では、広島県在住の6人兄弟の長男で小学6年生の男の子からのSOSを紹介しました。両親の仕事中、日々兄弟の世話や、ご飯の準備、洗濯物の片付けなどの家事を担い、『長男を代わってほしい』と訴えたのです。
探偵の霜降り明星・せいやさんが訪問し家事を代行しましたが、放送後は過重な負担に『ヤングケアラーでは』との声が相次ぎ、SNSで賛否が噴出しました」(芸能記者)
この事態を受け、ABCテレビは番組公式サイトで異例の声明を発表した。
「SNS上で取材対象者や家族への強い批判や誹謗中傷が広がっているとして、詮索や接触を控えるよう呼びかけています。
また、ヤングケアラーを重要な社会課題と認識しつつも、家族の事情は多様だと主張。取材趣旨の説明と同意確認を行い、尊厳やプライバシーに配慮して放送したが、結果的に批判が広がった状況を重く受け止めていると述べています」(同前)
なお当該回は現在、TVerでの配信も停止されている。一方、Xでは今、思わぬ声が広がっている。
《上岡さんだったら、どう評されただろうな》
《上岡さんだったら怒って退席して来週局アナが謝罪・弁解》
《上岡さんだったら多分警察沙汰になってたかも》
番組の初代局長だった上岡龍太郎さんを思い起こす人が多いようだ。
芸能プロ関係者は、上岡さんはいわば“番組の良心”だったと語る。
「上岡さんは1988年開始の同番組で芸能界を引退する2000年まで12年間局長を務めてきました。上岡さんは局長を“最も厳しい視聴者”と位置づけ、『VTRのレベルが低すぎて話にならん!』と激怒することもあったそうです。
実際、1994年4月29日放送回では『下宿に幽霊が出る』という依頼に、探偵役の桂小枝さんがおふざけ半分の演出をしたことで、上岡さんが激怒。『ものすごい危険なテレビですよ、これは。こんなこと絶対に許せません。幽霊の存在を実証してください』と言い残し、プロデューサーの説得も振り切ってABCホールをあとにし、そのまま車で帰宅してしまったという逸話は有名です」
曲がったことを嫌う一本気な上岡さんの姿勢をまさに象徴する出来事だ。
「2023年に81歳で亡くなった上岡さんが今回のVTRを見ていたら、どう評価したかは分かりません。ただ本来は探偵が局長に成果をプレゼンする番組ですが、現在はゲストが局長代理を務める形が続いており、かつての緊張感ある関係性が薄れつつあります。大所高所で評価する局長の視点が失われた結果、重要な問題が見落とされてしまったのかもしれません」(同前)
「私が局長の上岡龍太郎です」ーー。その声はいまも番組ファンの胸に刻まれている。
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