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【ヤングケアラーで炎上】『ナイトスクープ』依頼者に寄り添うほど危うくなる “どんな相談もOK” のジレンマ

芸能 記事投稿日:2026.01.26 18:05 最終更新日:2026.01.26 18:08

【ヤングケアラーで炎上】『ナイトスクープ』依頼者に寄り添うほど危うくなる “どんな相談もOK” のジレンマ

霜降り明星・せいや

 

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)が、かつてない逆風にさらされ、番組の根幹そのものが揺らごうとしている。

 

「1月23日に放送された依頼は、広島県の小学6年生の男児から寄せられた『長男を1日代わってほしい』という切実な願いでした。その家庭では共働きの両親に代わり、まだ小学生の長男が弟や妹、計5人の世話を一身に背負っていました。学校から帰宅するや否や、休む間もなく家事と育児に追われていたのです」(芸能記者)

 

 探偵の霜降り明星せいやも「お前はまだ小学生や!」と絶句。この回は単なる家事のお手伝いの範疇を超えているとして、ネット上で物議を醸してしまった。

 

「番組は、公式サイトで《取材対象者やご家族への誹謗中傷、詮索や接触は厳にお止めいただくようお願い申し上げます》と異例の声明を発表。さらに《このご家族では父親が家事・育児を担当されており、長男がそれを手伝っておられます》などと説明に追われました」(同)

 

 しかし、注意喚起後も延焼はおさまらず、現在、当該回のTVer配信は停止されている。これを受け、Xではこんな指摘もあがった。

 

《関西は困ったことがあると必ず 「ナイトスクープに相談する?笑」というやり取りする》

 

《関西人は困難にぶち当たると「ナイトスクープに相談せな!」と、普通に救いの選択肢のひとつとしてる》

 

 山のように届く依頼から選ばれるのはごく一部だが、同番組は視聴者の素朴な疑問や悩みに「探偵」の芸人たちが体当たりで応える “人情番組” でもあった。放送作家が語る。

 

「たとえば、男性が娘同様に育ててきたネコザメを海にかえす回(2004年)、幼い娘が亡き祖父そっくりのルー大柴をテレビで見るたびに泣いてしまうことから、ルー本人を招いて思い出作りをした回(2009年)、両親が会話しない理由を知りたいという18歳の長男のため、23年ぶりに夫婦が言葉を交わした回(2013年)など、数多くの伝説回が放送されてきました」

 

 番組開始以来38年間、依頼者に寄り添ってきた番組だが、今回はそのコンセプトがジレンマに直面した形だ。

 

「今回はヤングケアラーという社会的な問題が取りざたされているなかでの放送だったこともあり、否定的な見方が広がってしまいました。

 

 かつてなら “変わった家族” で済まされたかもしれないですが、今ではSNSを通じて一気に別の “イメージ” へと変わってしまいます。今後、家庭の事情に踏み込むような依頼は慎重にならざるを得ないでしょう。

 

 ただ、事前に依頼案件を詳しくコンプラチェックすることは難しい。編集段階においても、取材を受けた人がテレビにどう映るのか、これまで以上に気を配る必要があり、なかなか前途は多難だと思われます」(前出・放送作家)

 

 1998年5月に最高視聴率32.2%を記録した名物番組も、大きな曲がり角に立たされているのかもしれない。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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