
塩屋浩三さん
1月28日、青二プロダクションが公式サイトで所属声優の塩屋浩三さんが20日に亡くなっていたことを発表した。死因は脳出血。71歳だった。
「塩屋さんは1966年に劇団ひまわりに入団し、子役デビューしている芸歴60年の大ベテランです。最初のレギュラーはドラマ版『悪魔くん』(NET・現テレビ朝日)ですから、モノクロ時代です。高校時代は演劇から離れましたが、卒業後には劇団青年座などに所属。仲間と劇団U・快連邦を創立したりしていました。
弟の塩屋翼さんが声優として青二プロダクションに所属していたため、“食うために”声優の道へ入ったのが1982年頃。コメディ演技に定評があり、巨漢のコミカルな悪役などを起用に演じていましたね」(芸能記者)
当たり役として知られるのは、『ドラゴンボールZ』の魔人ブウ役。“善”の魔人ブウと“純粋悪”の魔人ブウを演じ分け、ブウ同士の戦いでは壮絶な打撃戦を息を使い分けることで演じきった。
「1980年代から1990年代のロボットアニメにも数多く出演しました。『機動戦士ガンダムZZ』のモンド・アカゲ役や、『勇者シリーズ』でも8作品中6作品に出演。『SLAM DUNK』にも桜木花道の仲間、高宮役で出演、当時の子供にはおなじみの声でした。近年も悪役や主人公の親や祖父など脇を固める演技派として活躍していましたね」(同前)
活動期間が長く、特徴的な声質もあって多くのアニメファンが一度は聞いたことがあるのは間違いなく、Xでは多くの追悼コメントがポストされてトレンド入り。そして、多くの声優仲間も冥福を祈った。
古川登志夫は
《魔人ブウ………が……。若き頃より、いつも一緒に歩んできた、僕の行くアニメスタジオにはいつもいた印象のお兄ちゃん。ドラゴンボールでは収録後、毎回飲みに行っていた、あの塩屋浩三さんの訃報が……みんなに《お兄ちゃん》と呼ばれていた。翼ちゃんのお兄ちゃんだったから……早すぎるよお兄ちゃん…………》
と無念のポスト。水島裕は
《早すぎますよ、お兄ちゃん。本当に早すぎる。皆んなに好かれたお兄ちゃんの穏やかな笑顔が目に浮かびます》
森川智之も
《塩屋浩三さんの突然の訃報に胸が絞めつけられています。デビューの頃からずっと面倒をみてくれて、気にかけてくれていたお兄ちゃん》
かないみかも
《塩屋浩三さん、お兄ちゃん!デビューからずっと優しくしてもらいました。いっぱい飲みましたね。いつも笑顔で優しかったお兄ちゃん。寂しいよ。》
と、多くの声優から“お兄ちゃん”と慕われていたことがよく分かる。
「井上和彦さんや日髙のり子さん、多くのレジェンド声優たちが“戦友”を追悼しています。若手声優も可愛がってもらったエピソードを噛み締めるようにポストしています。主人公を多く務める座長的なポジションではなく、名バイプレイヤーだっただけに、より多くの現場で愛された存在でした。昭和の名声優の唯一無二の声がどんどん聞けなくなっていますね…」(同前)
あのコミカルで味のある声が早くも懐かしい。
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