
全力疾走する上白石萌歌
実年齢41歳の生田斗真と25歳の上白石萌歌のダブル主演で、1月31日(土)に第4話が放送されたラブコメディ『パンダより恋が苦手な私たち』(日本テレビ系)。
今夜放送の第5話は、どう考えても昨今なにかと話題になっている迷惑行為「おぢアタック」に該当する展開になるようなのだが……。
■近年 “迷惑行為” として話題の「おぢアタック」とは?
柴田一葉(25歳設定/上白石)は、出版社勤務で生活情報誌の編集者。本当はファッション誌を作りたかったのでいまいちやる気がないのだが、そんな彼女が恋愛コラム連載を担当することに。
経験が少なく、恋愛のことがあまりわからない一葉は、動物の求愛行動を研究している大学准教授・椎堂司(37歳設定/生田)に監修者として協力してもらう。しかし、司は人間に興味がなく、人間同士の恋愛を無駄でバカバカしいと考えている変わり者だった。
毎回、司からペンギン、パンダ、チンパンジー、ハリネズミといった動物たちの求愛行動を教わりながら一葉はコラムの原稿を執筆していくのだが、次第に2人は惹かれあっていくというストーリーだ。
第4話までにも司が一葉に惹かれているような描写は何度かあったが、今夜放送の第5話では、司から一葉を誘って水族館デートに行く展開になる模様。
ただ、この司の行動、迷惑行為として話題になっている「おぢアタック」そのものなのだ。
一般的に「おぢアタック」とは、35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に恋愛感情を抱き、デートに誘ったり口説いたりのアプローチをすることと定義されており、「迷惑行為」認定されている。
そのため「おぢアタック」する中年男性は「キモい」「ウザい」「勘違い」「迷惑」と批判されることが多いのである。
■日本テレビが堂々と「おぢアタック」を推奨している
ここで恋愛コラムニストである筆者のスタンスを表明しておくと、「おぢアタック」賛成派。
もちろんセクハラやパワハラになるような過剰な行為は論外でNGだが、基本的には中年男性だって恋をしたっていいし、その対象が若い年下女性だって、それは個人の自由でいいじゃないかと思っているからだ。
また、“35歳以上の男性が8歳以上年下の女性に恋愛的アプローチすること” を、ひとくくりに迷惑行為と断じてしまうことは、セクシズム(性別にもとづく差別や偏見)やエイジズム(年齢にもとづく差別や偏見)を助長することになりかねないという理由もある。
そんな筆者からすると、37歳男性キャラが25歳女性キャラをデートに誘う展開を描く『パンダより恋が苦手な私たち』は、若い年下女性との恋愛を肯定してくれる「おぢアタック」プロパガンダドラマのようなものなので、とてもありがたい。
日本テレビがこんなに堂々と「おぢアタック」を推奨・応援してくれるなんて、頼もしいかぎりである。
■このドラマで「おぢアタック」の議論が深まることに期待
さて、一番気になるのは「おぢアタック」を迷惑行為だと非難してきた人々の反応だ。きちんといままでどおり、生田演じる司の行動を「キモい」「ウザい」「勘違い」「迷惑」と大バッシングするのか。
また、念のため確認だが、劇中の司と一葉の恋愛展開にキュンキュンしているみなさんは、「おぢアタック」賛成派ということでよろしいだろうか。
両陣営に言えることだが、「ただしイケメンに限る」論法で生田斗真だったらアリだと考えて、「おぢアタック」問題をスルーすることだけはやめてもらいたい。
ちなみに、一葉も司に好意を抱いていて “両方とも片想い” だからOKなんてことにもならない。なぜなら、現実で「おぢアタック」する中年男性たちのなかには、お相手の年下女性も自分に好意を抱いてくれていると考えて口説く場合も多々あるからだ。
だから、「おぢアタック」を糾弾したことのある人々は、このドラマに対して、迷惑行為を美化するような描写はやめろと断固抗議すべきだ。
そして、このドラマのファンは、差別・偏見をなくすため、ぜひとも「おぢアタックは迷惑行為なんかじゃない」と声高に主張してもらいたい。
――このドラマを機に「おぢアタック」の議論が深まることを期待している。いずれにしても、今夜放送の第5話の水族館デートシーンは、もろに「おぢアタック」肯定描写となっているので要注目だ。
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