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篠原涼子の “転落感” が薄すぎる!『パンチドランク・ウーマン』多岐にわたる “大コケの理由” を検証したら

芸能 記事投稿日:2026.02.08 11:00 最終更新日:2026.02.08 11:16

篠原涼子の “転落感” が薄すぎる!『パンチドランク・ウーマン』多岐にわたる “大コケの理由” を検証したら

『パンチドランク・ウーマン-脱獄まであとXX日-』で主演を務める篠原涼子

 

 篠原涼子が主演し、SixTONESのジェシーが共演する『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』(日本テレビ系)が、どうにもパッとしない。

 

 2月1日(日)に第4話まで放送されているが、パッとしないというか、率直に言うとコケている。

 

 TVerのお気に入り登録数は61.5万(2月6日現在)で、第1話の再生数は200万回を突破しているが、今のご時世的にそこまですごい数値ではない。

 

 一方の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、第1話から世帯3.6%・個人2.0%と低い数値でスタート。その後も第2話が世帯3.5%・個人1.9%、第3話が世帯3.2%・個人1.8%、第4話が世帯2.8%・個人1.7%と右肩下がりを続けている。

 

■失敗の原因のひとつは篠原涼子とジェシーの演技

 

 主人公は拘置所の刑務官・冬木こずえ(篠原)。強い正義感と責任感を持ち、自分にも他者にも厳しいクールキャラ。

 

 そんな彼女のいる拘置所に、父親殺しの罪で起訴され、未決拘禁者として入ってきたのが日下怜治(ジェシー)。鋭い眼光で周囲を威嚇するアウトローキャラだ。

 

 序盤のストーリーで、殺された怜治の父親というのが、実はこずえの大学時代の恋人であり、愛憎渦巻くトラウマを植えつけられた相手だったということが判明。そして、父親を殺したのは自分ではないと訴える怜治の脱獄計画を、こずえが手助けするようになる。

 

 さて、真面目だった女性刑務官が脱獄の協力者になるという物語のアウトラインはオリジナリティがあっていいのだが、筆者が見る限り、コケてしまっている原因は多岐にわたっている。

 

 まず、篠原涼子お得意のクールないい女演技にはもう飽き飽きだし、ジェシーが一本調子で大味な演技なため、あまり物語に没入できない。

 

 それに、こずえと怜治の恋愛展開を匂わせる描写が随所にあるのだが、アラフィフの篠原と20代のジェシーという、20歳以上離れた男女のラブロマンスの需要がどれだけあるのか。

 

 また、ディテールで言うと、ジェシーをはじめとした未決拘禁者たちが身ぎれいすぎるのもチープさを増長させている。拘置所暮らしなのに、ジェシーはいつもヘアスタイルがかっこよく決まっているし、女性の未決拘禁者はメイクをバッチリしているし……。

 

 このように、俳優やスタッフといったドラマ制作陣が一丸となって、“リアリティを放棄”しているのだから萎えてしまう。

 

■ジェシー「本当はいいヤツ」感がミエミエ

 

 コケた理由が数々あるなかでも、筆者が最大の原因だと感じていることがある。それは “禁断感” や “転落感” の希薄さだ。

 

 このドラマには《女刑務官はなぜ、道を踏み外したのか。》というキャッチコピーがついている。このコピーから、職務に実直で品行方正な主人公が、愛した男に瓜二つの息子と出会ったことで人生が狂い、タブーに踏み入って転落していく “人間の醜さ” や “欲に溺れる弱さ” を見られる物語だという期待感を抱く。

 

 しかし、そのテイストがめちゃくちゃ薄味になっているのだ。

 

 なぜならジェシー演じる怜治がどんなにワルぶっていても、「どうせ本当はいいヤツ」ということがミエミエだからである。

 

 第4話まで見る限り、けっきょく怜治は父殺しの真犯人を見つけ出そうとしている “正義の人” である可能性が濃厚。そのため、こずえが肩入れしたところで、キャッチコピーにあるような “道を踏み外す” 感があまりないのが致命的なのだ。そこに冷めてしまう。

 

 仮に、怜治が本当にどうしようもないクズな殺人鬼であれば、そんな男に色目を使われてたぶらかされ、脱獄の協力者になってしまう主人公の “禁断感” や “転落感” はきちんと描けるはず。

 

 だから、もし最終的に怜治が心底ドクズだったなんて結末になるのであれば、善人が悪人に騙されて堕ちていくという珠玉の怪作に化けるかもしれない。

 

 今夜放送の第5話以降、どのような結末に向かっていくのか、注目したい。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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