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反町隆史『ラムネモンキー』さすがに無理がありすぎる? ファン目線でも引っかかってしまう「強引設定」

芸能 記事投稿日:2026.02.11 11:00 最終更新日:2026.02.11 11:12

反町隆史『ラムネモンキー』さすがに無理がありすぎる? ファン目線でも引っかかってしまう「強引設定」

反町隆史

 

 2月4日(水)に第4話まで放送されている反町隆史×大森南朋×津田健次郎のトリプル主演作『ラムネモンキー』(フジテレビ系)。

 

 大前提として、筆者はこの作品が持つノスタルジックな雰囲気や独特なストーリーが琴線に触れており、ハマっている。しかし、そんなファン目線でも、ストーリーの根幹を担うとある設定が、ちょっと強引すぎやしないかと引っかかっている。

 

■マドンナ教師の失踪事件の謎を追う物語

 

「1988青春回収ヒューマンコメディ」と謳われているとおり、本作は主人公たちが中学生だった1988年の回想シーンを要所要所で挿し込みながら、現代のストーリーが進んでいく構成になっている。

 

 中学時代に映画研究部でつるんでカンフー映画を撮っていた吉井雄太(通称ユン/反町)、藤巻肇(通称チェン/大森)、菊原紀介(通称キンポー/津田)の3人は、いまや51歳。

 

 それぞれ人生にいき詰っていた3人が、地元の建設現場から人骨が発見されたことをきっかけに37年ぶりの再会。その白骨化した遺体は、映研の顧問をしていたミステリアスな臨時教師・宮下未散(通称マチルダ/木竜麻生)のものだと判明した。

 

 3人がマチルダを殺した犯人を探すというミステリー要素もあるストーリーなのだ。

 

■さすがに3人とも忘れているのは無理筋

 

 さて、ファンでも強引すぎると感じる設定とは、主人公が3人とも当時の記憶をあまりにも忘れてしまっていること。

 

 当時起こった出来事をそもそも覚えていないこともあれば、妄想の記憶に上書きされていて、思い違いをしていることもあるといった感じ。

 

 たとえば、映研でともに濃密な時間をすごしたマチルダが、3学期前に失踪していたことを37年ぶりに再会するまで忘れていたり、映研の自主制作映画は公民館で上映会を開いて大盛況だったと3人とも記憶していたが、現実の上映会は中止になっていたり。

 

 マチルダの失踪当時、3人は人探しのチラシを作って、駅前で必死に「この人知りませんか?」と街ゆく人々に聞いてまわっていた。それほど先生と生徒として強い絆があったはずなのだが、すっかり忘却。

 

 そして、上映会はおそらくマチルダ失踪事件が原因で中止になっているのだが、そもそも映画は完成すらしていなかったのに、大成功の妄想をしていた。

 

 こういった思い出の改ざんは、劇中では “中二病の空想好きは都合のいいように記憶を書き換える” とされているが、さすがに取ってつけた感がありすぎる。

 

 たしかに、些細な出来事なら忘れてしまうのはわかるのだが、マチルダ失踪や上映会中止などは彼らにとって大事件だったはず。また、つらかった現実を精神的ショックから都合のいい記憶で塗り替えることはあってもおかしくないが、そのエクスキューズで納得できるのはせいぜい1人まで。3人揃って現実に起こった出来事を忘れ、偽りの記憶で上書きしているなんてありえるのか。

 

■必死にもがくおっさんの姿に胸打たれる

 

 ちなみにFODでは1話先行配信されているため、筆者は今夜放送の第5話はすでに視聴しているのだが、最新話にはこんなシーンがある。

 

 主人公たちがとある人物に、当時のマチルダのことを教えてほしいと頼み込むのだが、「自分に聞け! 勝手になにもかも忘れやがって。全部お前らのここ(頭の中)にあるはずだ」と言い返されてしまう。つまり、主人公3人は知らなかったわけではなく、本当にただ忘れてしまっているだけなのだ。

 

 ――平成が1989年1月8日から始まるため、過去編の舞台となっている1988年は昭和の終焉直前で、その当時の空気感が再現された回想シーンは、ノスタルジーを掻き立てられるジュブナイルものとして良質。

 

 そしてメインの現代では、主人公たちが古きよき時代を懐かしむだけでなく、アラフィフのおっさんなりにもう一度自分の人生と向き合うため必死にもがいていく様子も描かれ、胸を打たれる。

 

 とてもおもしろいストーリーだけに、主人公たちが大事な記憶を忘却・改ざんしていることに対して、もっとすんなり納得できる理由が用意されていることを期待しているが、はたして……。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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