
ド派手なオレンジ色の裃を着こなす髙石あかり
2月3日、寒空の下、ド派手なオレンジ色の裃を着こなしていたのは、女優の髙石あかりだ。大阪府寝屋川市の「成田山不動尊」でおこなわれた節分祭に、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』のキャスト陣とともに参加していた。訪れていた観客が、当日の様子を振り返る。
「夫・ヘブン役のトミー・バストウさんと顔を見合わせながら、両手いっぱいの豆を観客にまいていました。開始の午前10時前から人が集まり始め、最終的には数百人規模に。髙石さんが、観客に向けてダブルピースを見せる場面もあって、まだ20代前半らしい若々しさが印象的でした。豆のまき方も、がしっとつかんで、バッとばらまく豪快さがよかったです」
境内では「トキちゃん!」と、彼女を役名で呼びかける声も飛びかい、髙石もその声援に笑顔で応えていた。
『ばけばけ』は、明治時代の島根県・松江を舞台にした物語。没落士族であるトキと、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルにした外国人教師が「怪談」を通じて出会い、異文化の夫婦として、名もなき人々の心の物語を語り継いでいく作品だ。2025年9月29日の放送開始から約4カ月。ここまでの評判について、芸能ジャーナリストはこう分析する。
「1月30日までの平均世帯視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。突出した大ヒットとはいえませんが、前々作『おむすび』が13.1%と歴代ワーストだったことを考えると、前作『あんぱん』の16.1%に続き、朝ドラとしての安定感を取り戻した作品といえるでしょう。テレビ離れが進み、次々とドラマの視聴率が落ちる中、“朝ドラ離れ”に歯止めをかけた、というポジティブな評価です」
主演の髙石については、業界内でも評価が高いという。
「感情を大きく振り回すタイプではなく、表情や間で心情を伝える芝居が持ち味。『ばけばけ』はコメディタッチの場面も多く、テンポのいい脚本と相性がいい女優です。朝から声を張り上げるタイプのヒロインではない分、落ち着いて見られると、年配の視聴者層のにも好意的に受けとめられています」(同前)
一方で、脚本については好みが分かれるところだ。
「脚本を担当したふじきみつ彦さんは、制作発表の段階で『何も起きない物語を書いています』と語っていました。その言葉どおり、夫婦の日常や心の機微を丁寧に描く作風なので、刺激的な展開を求める視聴者には物足りなく感じられるかもしれません。ただ、離脱したという人も少なく、最終回までの2カ月で視聴率が伸びる可能性は十分にあると思います」(同前)
一躍、日本中に知られるようになった髙石だが、今後はどんなキャリアを歩むことになるのだろうか。
「髙石さんと同じ2002年生まれの世代は、近年の女優業界でも“豊作”なんですよ。畑芽育さんや南沙良さんなど、抜群のルックスとしっかりとした演技力を持つ正統派の女優が多く、その中でも髙石さんは、透明感が抜群で、エネルギッシュ。今回の朝ドラを通じて頭ひとつ抜けた印象です。ナショナルクライアントのCMから、ドラマ、映画まで幅広く出演するのは間違いないでしょう」(同前)
髙石が、どう“ばけ”るのかが楽しみだ。
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