『果てしなきスカーレット』で声優を務めた芦田愛菜
日本テレビが、2月16日、定例会見をおこなったのだが、そこで触れた皮肉まじりの “総括” に波紋が広がっている。
「この日、日テレが製作に関与した長編アニメ映画『果てしなきスカーレット』の苦戦について、取締役が『大不振で終了しました』と、自虐まじりに報告しました。
さらに気になったのが、同作が低迷した要因についての分析です。『ネガティブキャンペーンの波にのみ込まれてしまった。それにより、ライトユーザーを取り残してしまったなと思っております』と述べたのです」(芸能記者)
昨年11月、細田守監督の4年ぶりの新作とした公開された同作。芦田愛菜が主人公の王女・スカーレット役の声優を務めるなど話題を集めたものの、公開から3日間の興行収入は2.1億円にとどまった。
「映画ランキング3位と、スタートから苦戦したうえ、2週目からはトップテン圏外に転落。興収は31日間でようやく5億8000万円を超えたと聞きます。
細田監督の前作『竜とそばかすの姫』が封切から3日間で興収8億円、1カ月で50億円を突破していますから、雲泥の差です」(同)
公開直後から不評の意見が相次いだ同作。しかし、日テレ側は、そうしたユーザーの意見をひとまとめにして「ネガティブキャンペーン」と表現した。これにXでは《他責思考全開だな》《ネガキャンのせいって言い訳してるだけ》と、反発が広がっている。
芸能プロ関係者が語る。
「2月14日配信の『現代ビジネス』で、同作は世界市場を見据え、驚くべき巨額の資金が投じられたと報じられています。制作費そのものは25億〜37億円ですが、それに加えて宣伝や大規模上映に向けた予算を投入。総事業費は約90億円規模のビッグプロジェクトだったと伝えています。
細田監督作品で興収No.1を記録した前作を、もう一度という狙いで日テレも気合を入れましたが、大苦戦。取締役の言葉としては似つかわしくない『大不振で終了』『ネガティブキャンペーンの波にのみ込まれた』という発言には、恨みさえ感じます」
ちなみに、この取締役は昨年12月の会見でも、「非常にいい内容だという声もありますが、ネガティブな意見にかき消されているのが現状」と語っていたという。
「もちろん、いい内容だと自負するのは間違いではないでしょう。ただ、“つまらなかった” という観客の意見をネガティブでくくり、ましてや “キャンペーン” と捉えるのはおかしいですよね。
興行作品である以上、多くの人に “つまらない” と受け止められてしまったのだとすれば、それが現実なわけですから」
今後は、台湾や米国など海外での上映も始まる。先の取締役は「世界においてはネガティブキャンペーンは起きていない」と言うのだが……。
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