
『笑ってはいけない』撮影現場(2018年)
かつて日本の大みそかをわかせた伝説的番組『絶対に笑ってはいけない』シリーズが2月25日、世界進出することが分かり、話題となっている。
「これは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)から派生した企画です。2006年から2020年までの15年間、日テレ系の年越し番組として放送され、2013年末の『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時』第1部では、シリーズ最高視聴率19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました」(芸能担当記者)
報道によると、吉本興業は「笑ってはいけない」シリーズの世界展開を目指し、世界最大級の制作会社グループであるバニジェイ・エンターテインメント社と提携したという。
「アメリカやイギリスなど25の国と地域・約130社のネットワークで展開予定です。バニジェイは松本人志さんの企画『ドキュメンタル』を11カ国で制作した実績もありますから、期待されています。しかし、現時点で制作が確定している国や地域はないようです」(同前)
X上では、笑ってしまった際、バットでお尻を強打されるという番組ではおなじみの“おしおき”に対し
《笑った時のケツバットって海外に受け入れてくれるのか疑問》
など、世界展開に際しての演出への懸念も根強い。放送作家はこう語る。
「特に欧米は、暴力表現には厳しいです。子どもへの影響や出演者の人権を重視する意識が強く、テレビ番組内での身体的制裁は問題視されやすくなっています。
視聴者側からの拒否反応を弱めるため、“おしおき”はソフトなものに変更されるかもしれません。ただ、あの恐怖があるからこそ笑いを我慢していた、というのが根底にあるため、どう調整していくかはフォーマットを買った国に委ねられるのかもしれません」
日本の番組が物議を醸した“前例”もある。
「人気番組『進ぬ!電波少年』(日本テレビ系)の伝説的シリーズ『電波少年的懸賞生活』です。お笑い芸人・なすびさんが、まさに裸一貫から、雑誌の懸賞はがきを送り続けて当選をめざし、日常のさまざまな必需品を手に入れていく過程を撮影したドキュメンタリーです。
2023年、彼の半生を追ったドキュメンタリー映画『ザ・コンテスタント』がイギリスで制作された際、なすびさんは海外メディアから『(「懸賞生活」を企画した)会社を訴えるべきだ。明らかな人権侵害、監禁であり、許されることではない。テレビ番組として、やっていいことを超えている』と指摘されていました」(同前)
日本独自の“笑いのセンス”がうまく伝わるといいのだがーー。
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