反町隆史
やはり真犯人は、『スクール☆ウォーズ』(1984~85年/TBS系)が代表作の松村雄基が演じる、主人公の兄なのではないか。
2月25日(水)に第7話が放送された反町隆史×大森南朋×津田健次郎のトリプル主演作『ラムネモンキー』(フジテレビ系)。
《1988青春回収ヒューマンコメディ》と謳われている本作は、主人公たちが中学生だった1988年の回想シーンを要所要所で挿し込みながら、現代のストーリーが進んでいくという構成。
中学時代に映画研究部でつるんでカンフー映画を撮っていた吉井雄太(通称ユン/反町)、藤巻肇(通称チェン/大森)、菊原紀介(通称キンポー/津田)の3人は、いまや51歳。
ユンは大手商社の営業部長として勝ち組人生を歩んでいたが、大物政治家(高田純次)が絡んだ贈賄容疑で逮捕・起訴されてしまう。そんなとき、地元の建設現場から人骨が発見されたことがきっかけで、3人が37年ぶりに再会。その白骨化した遺体が、映研の顧問をしてくれていたミステリアスな臨時教師・宮下未散(通称マチルダ/木竜麻生)のものだと判明した。
ジャンルとしてはコメディになっているが、3人がマチルダを殺した犯人を探すというミステリー要素も濃いストーリーとなっている。
■だからこそめっちゃ怪しい理由
1988年のマチルダの死の真相を追及するというのがメインストーリーだが、現在の3人それぞれの抱える問題がサブストーリー的に描かれており、第7話時点でユンは贈賄容疑の裁判が控えている状態。
このユンの現在の問題にかかわってきているのが、松村演じるユンの歳の離れた兄・吉井健人。健人は中学生時代からユンが憧れる自慢の兄であり、現在は同じ会社で専務取締役を務めているため、裁判の方針について助言をする立場となっている。
とはいえ、健人の登場シーンは今のところ限定的。
登場するとしても数分間のシーンのみで、第5話には登場したものの、第6話、第7話には登場すらしていない。FODでは1話先行配信されているため筆者は今夜放送の第8話を視聴済みで、健人は第8話で短い登場シーンはあったが、ユンの裁判やユンの家族について話すのみで、特に変わった様子はなかった。
しかし、だからこそめっちゃ怪しい。
健人は、1988年当時は20代。若手俳優が演じる形で回想シーンでも登場している。
第7話までに、マチルダはなんらかのトラブルに巻き込まれており、あるコンサルタントが暴力団構成員にマチルダ殺害を依頼したという可能性が浮上。ただ、このコンサルも構成員も劇中では末端の立場だし、演じている俳優もそこまでメジャーではない。
そう考えるとマチルダ殺害の真犯人、もしくは黒幕と言えるような別の誰かがいるのは、ほぼ間違いないだろう。
■過去の事件は現在につながっている?
要するに、その真犯人が松村雄基演じる健人なのではないか、ということだ。
第6話の現在パートで、主人公3人を遠くから見張るナゾの黒ずくめの男がおり、主人公たちが追いかけるも逃げられてしまうという展開が描かれた。過去の事件が現在にもつながっていることが示唆されたわけである。
マチルダ殺害の真相をつき止められたくない人物がいると考えるのが妥当で、現在パートでそういった秘密を抱えていそうなのは、消去法で考えて健人が最有力。
現在パートの大物政治家に対して、健人もユンも頭が上がらないようだが、この政治家が、マチルダが巻き込まれた1988年のトラブルにも関与しているなんて線もありえそうだ。黒ずくめの男はユンと一緒に働いている男性社員で、健人の指示でユンの後をつけて監視していたとすると辻褄もあう。
なにより、松村雄基ほど知名度の高い俳優が演じるキャラを意味深長にちょこちょこ登場させ、1988年の過去パートでも同キャラが出てきているのに、現在パートの贈賄容疑にだけしか絡まないというのは、かなり違和感が強い。
いまのところ健人とマチルダの関係性は描かれていないが、なにかしらの深いつながりがあったことが今後のエピソードで明かされるのかもしれない。
さて、ここからは余談だが、筆者は願望込みで “マチルダ生存説” を推している。
マチルダが命を狙われていたのは事実だが、自身の死を偽装して本人は海外への高飛びに成功しており、いまでも人生を謳歌している――そんなエンディングだったら最高だ。もしそんな斜め上の展開になるのなら、現在のマチルダはぜひ鈴木保奈美に演じていただきたい。
いずれにしても、今夜放送の第8話は事件の真相にかなり近づいていく過程が描かれる。最終話でどのような結末が描かれるか、いまから楽しみだ。
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