(写真・アフロ)
漫画業界に激震が走っている――。
問題となっているのは、小学館の漫画サイト「マンガワン」で『堕天作戦』を連載していた山本章一氏(本名・栗田和明氏)をめぐる対応だ。
「報道によれば、山本氏は2020年、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けました。山本氏は、高校教員として勤務していた2016年から約3年間にわたり、当時15歳の教え子と性的関係を持っていたとされ、被害女性はのちにPTSDを発症しました。
山本氏は2015年に漫画アプリ『マンガワン』で『堕天作戦』の連載を開始。略式命令を受けた2020年当時、作品は一時休載となったものの、その後、再開されました。
しかし、2022年に被害女性が損害賠償を求めて民事提訴。これを受けて『堕天作戦』は終了となりましたが、理由が明かされることはありませんでした。そして、2026年2月、山本氏に1100万円の支払いを命じる判決が下されたのです」(芸能記者)
さらに問題視されているのは、山本氏が別のペンネーム『一路一』を用い、小学館で『常人仮面』の原作者として起用されたことだ。小学館は事実を認めたうえで、《会社として管理監督責任を問われる重大な事案であり、人権・コンプライアンス意識の欠如があったと認識しております》と謝罪している。
一連の問題を受けて同社が公表したなかで、もうひとつ波紋を広げたのが、かつて集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載されていた人気漫画『アクタージュ act-age』の原作を担当していたマツキタツヤ氏についてだ。
「マツキ氏は、2020年8月に強制わいせつ容疑で起訴され、その後、有罪判決(懲役1年6カ月、執行猶予3年)を受けたことにより、同作は連載終了となりました。今回、小学館は、そのマツキ氏が別名義『八ツ波樹』として『マンガワン』で『星霜の心理士』の原作を執筆していた事実を公表したのです。
編集部は、判決の確定および執行猶予期間の満了を確認したうえで起用を判断したと説明していますが、過去の経緯を踏まえれば、読者への説明のあり方や透明性について議論が起きるのも無理はないでしょう」(同)
小学館の漫画といえば、世間に衝撃を与えたのが、2023年10月の連ドラ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)をめぐり、原作者の芦原妃名子さんが脚本の改変問題についてSNSで経緯を説明後、2024年1月に急逝した事件だ。同作は、亡くなる直前まで小学館で連載されていた。
小学館は当初、芦原さんの急死をめぐる調査について、「社外発信の予定はない」と社内で発表したと報じられていた。だが、その直後、「第一コミック局編集者一同」名義で声明を発表。声明文の最後は《それでもどうしてもどうしても、私たちにも寂しいと言わせてください。寂しいです、先生。》とつづられていた。
「日テレと芦原さんの要望を調整していた小学館ですが、出版社が果たすべき “仲介者” としての役割が厳しく問われた形になりました。それから2年半余りで、世間を揺るがす新たな問題が露呈したことに、出版社としてのコンプライアンス体制と倫理観が改めて問われています」
はたして、騒動はどこで着地するのか。
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