
『with MUSIC』でMCを務めた有働由美子
3月4日、日本テレビが4月の「改編説明会」を開催した。そのなかで、音楽番組『with MUSIC』の放送終了を発表。後継に新たな報道番組を始めることも報告したのだが、世間からは渋い声が聞こえている。
今回の編成について、同局の総合編成センター部長は、「『with MUSIC』が悪かったわけではない」と前置きしたうえで、同時間帯には積極的に見てもらえるコンテンツが重要だと説明。さらに、「プライム帯で報道番組がない放送局は日本テレビだけだった」と、他局との比較も背景に、『with MUSIC』の時間帯に新しい報道番組をスタートさせると明かした。
「続けて同部長は、『いまテレビ局は信じてもらえない』と、テレビの信頼感が落ちていることに対し、悲痛な心境を吐露。『そこを覆せるような番組にしたい。信じざるを得ないような報道番組にしたい』と、今後への意欲を力強く語りました」(テレビ局関係者)
信頼復活に向けて、気合の入る日本テレビ。しかし、その悲痛な思いに、Xでは《信頼を失ってるのは自業自得》《報道は「信じる/信じない」じゃないんだけど、大丈夫かな》と、多くの視聴者が首を傾げていた。“信じざるを得ない” という言葉に、強い違和感を抱いたようだ。
日本テレビは、ここ数年、度重なる不祥事が取り沙汰されてきた。そうした背景がある限り、信頼低迷は拭いきれないと、前出のテレビ局関係者がこう指摘する。
「2024年には、ドラマ『セクシー田中さん』の原作者が、原作の内容変更をめぐるトラブルの末に死亡。ドラマ制作のコンプライアンス体制が強く批判されました。
2025年3月には、バラエティ番組『月曜から夜ふかし』の街頭インタビューで女性の発言が捏造され、虚偽の内容が放送されたとして、後にBPOが放送倫理違反と認定しました。
6月には元TOKIOの国分太一さんがコンプライアンス違反で『ザ!鉄腕!DASH!!』を降板。その際の日本テレビ側の対応についても批判が巻き起こったばかりです」
今年2月15日に放送された報道番組『真相報道バンキシャ!』でも、新人議員の紹介で、まるで “当選する意志がない” かのような偏見ナレーションが物議になるなど、繰り返される騒動に呆れた視聴者も多い。結果として、「信頼回復」を目指した番組改変が、的外れのように映ったのだろう。
「今回の改編説明会では、毎週土曜に放送されていた『キントレ』が終了することも発表されました。2月には『ニノさん』も終了し、次々と人気番組が消滅。《心の隙間を埋めるような楽しいものをください》という声もあり、日本テレビの考えと視聴者との乖離が生まれていることは否めません」(前出・テレビ局関係者)
今、日本テレビの在り方が問われている。
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