
『サタデーウオッチ9』に出演している林田理沙アナ(写真・公式サイトより)
3月3日のひな祭りをめぐり、一風変わった“ひな人形”を紹介したテレビ番組の場面を切り抜いた動画がSNSで拡散し、思わぬ議論を呼んでいる。
「ふつうは男女一対のひな人形ですが、『男びな・男びな』、また『女びな・女びな』と、同性同士の組み合わせのひな人形が作られていることを報じたニュースの動画が拡散しました」(芸能記者)
動画は、2月28日放送のNHK『サタデーウオッチ9』で紹介された特集を切り抜いたもの。現在、動画は投稿から削除されている模様で、「このメディアは、著作権者からの申し立てにより無効になりました」と表示されている。
「特集は『令和の時代、ひな人形も様変わりしている』という切り口で取材したものです。その中で訪れた、さいたま市岩槻区の人形店では、金髪にティアラ、イヤリング、ヒョウ柄衣装などを身に着けた派手な現代風のひな人形も紹介され、こうした商品が売り上げの半分を占めているといいます」(同前)
物議をかもした場面はこのあとだった。
「別のフロアに案内された女性リポーターが、男びな同士、女びな同士が並んだ人形を見て『斬新ですね』と思わず声を上げたのです。
ナレーションで、『客の要望から生まれ』という説明があったあと、職人は、『同性カップルの方で養子を迎えた方が買われるという方もおりました』と証言。
番組では『ニーズが多様化しても、子どもの健やかな成長を願いたいという思いは変わらない』としたうえで、『今は変わったものを作っていますが、将来は普通になっているかもしれない』という職人のコメントが紹介されていました」(同)
だが、この内容に対しXでは
《伝統文化を破壊しようとしている》
《男同士の雛人形って誰が買うん 女の子の節句だぜ》
《親の性的思考は関係ないでしょ》
など、否定的な意見も相次いでいる。芸能ライターはこう話す。
「男びな同士、女びな同士のひな人形は最近見られる傾向で、2023年の朝日新聞も『ジェンダー観の多様化に伴い、ひな祭りの祝い方にも変化が生まれている』と報じています。そもそも、需要が減りつつある人形店が新たなニーズを取り込もうとする動きともいえますが、それをNHKが取り上げたことで、議論に拍車をかけた格好です。
これほど物議を醸したのは、ひな祭りが典型的な伝統行事だからでしょう。祭りの原型ができたとされる室町時代と現代との価値観の隔たりは否めません。とはいえ、時代に合わせて変化しなければ行事自体が形骸化するという懸念もあり、伝統と変化のバランスの難しさが浮き彫りになっています」
こうした昔ながらの行事をめぐる議論は、今後も続いていくだろう。
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