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『夫に間違いありません』松下奈緒が “夫を殺してハッピーエンド” なんてありえる? 夫殺害を予感させた3つのフラグ

芸能 記事投稿日:2026.03.09 11:00 最終更新日:2026.03.09 11:06

『夫に間違いありません』松下奈緒が “夫を殺してハッピーエンド” なんてありえる? 夫殺害を予感させた3つのフラグ

松下奈緒

 

 主人公が夫を殺してハッピーエンド……なんてこと、ありえるのか?

 

 松下奈緒主演で、3月2日(月)に第9話が放送された『夫に間違いありません』(フジテレビ系)のことだ。

 

 夫・朝比一樹(安田顕)が川で事故死したと警察から連絡を受けた朝比聖子(松下)。所持品に一樹の財布と運転免許証があったことや特徴的なホクロが一致していたことから、聖子は「夫に間違いありません」と泣き崩れる。

 

 だが、その1年後、聖子が1人で自宅にいると一樹がひょっこり帰ってくる。一樹の死亡保険で5000万円受け取ってしまっており、そのうち2000万円を借金返済などに充てていた聖子は、一樹の生存を隠すことに。

 

 一方、一樹が失踪していた理由はキャバ嬢と不倫同棲していたことだったのだが、紆余曲折を経て、なんと一樹はそのキャバ嬢を殺害してしまう。

 

 生存を隠蔽している夫が殺人を犯すというトンデモ展開。しかも、一樹が生きていることを週刊誌記者が知ってしまったり、当然警察がキャバ嬢殺人事件の犯人を追っていたりするため、夫を隠匿する聖子はすでに共犯者で、どんどんドツボにはまっていく。

 

■子どもとの幸せな生活のために夫を殺害するのか

 

 そんななか、第9話では、最終的に聖子が一樹を殺すのではないかと思えるフラグが3つも立てられていた。

 

 1つめは、息子(一樹)の生存を知らない義母のセリフ。義母はオリーブを育てていたのだが、悪い虫がついてしまったため、聖子に殺虫剤をまくよう頼んでいた。

 

「もしまた(虫が)ついたら、オリーブ自体に問題があるかもしれないわねぇ。幹が腐ってるとか。腐ってたら大変よ。幹は植物を支える土台だから。家族で言ったらお父さんみたいなもんなのよ。もし本当に腐ってたら、切るしかないわね。とにかくほったらかしじゃダメ。ほっといたら本当に腐って、全部枯れちゃうから」

 

 義母は本当にただオリーブの話をしているだけなのだが、聖子は神妙な面持ちで聞いていた。聖子は、腐った幹=父(一樹)は “切る” しかないのかと考えていたようにも見えた。

 

 2つめは、一樹の生存や殺人など、もはやほぼすべての真相に勘づいている週刊誌記者のセリフ。聖子と2人きりで話している際、こんなことを言っていた。

 

「あなたがどんなに必死に隠そうとしても、あの男(一樹)はきっとまた足を引っ張ります。これ以上かばっても意味ないですよ」

 

「そんな男をかばい続けて、これ以上罪を重ねるつもりですか? まさかその先に、“幸せな結末” があるなんて、思ってないですよね?」

 

 週刊誌記者としては、もう夫の隠匿をあきらめてすべての真実を話すべきだという意図で伝えた言葉だったが、聖子はかたくなに聞き入れなかった。

 

 とはいえ、聖子だって本当はもう一樹をかばい続けるのは限界だと思い始めているはず。けれど、聖子は中学生の息子と小学生の娘の生活を守らなくてはならない。となると、子どもたちのために夫の殺害をくわだてるかもしれない。

 

 3つめは、第9話ラストに流れた次回予告映像での一樹のセリフ。聖子がさすがに自分の存在を疎ましく思っていると感じたからだろうか、こんなクズ発言をしていた。

 

「俺と縁切りたいなら保険金5000万、全部渡してからだ」

 

 自分の不倫失踪がすべての発端であり、しかもその不倫相手を殺してしまった張本人が、カネを要求しているというわけだ。このドクズっぷりに絶望し、聖子が夫抹殺という一線を越える決意をしてもおかしくはないだろう。

 

■北川景子のドラマでは犯罪を肯定する結末だった

 

 しかし、客観的に見てみると、聖子の置かれている状況はぐっちゃぐちゃで、もうどうやっても平穏な幸せな訪れないのではないか。この主人公は “詰んでいる” ように思えてならないのだ。

 

 週刊誌記者の言うとおり、殺人まで犯した夫を隠匿し続けても、“幸せな結末” なんてないだろう。

 

 倫理的に考えれば、聖子と一樹が連れ立って警察に自首して、きちんと罪を償うのがまっとうな行動である。けれど、そうすると、残された2人の幼い子どもたちがあまりにも不憫だ。

 

 日本の地上波GP(ゴールデン・プライム)帯のドラマで、何の罪もない子どもたちが不幸のどん底に落ちるラストが描けるだろうか。

 

 一方で、聖子が一樹を殺害して遺体を絶対に見つからないようにすれば、もともと亡くなったことになっている人間なので、保険金5000万円を受け取ったことも夫がキャバ嬢を殺したことも、追及の手から逃げ切れるかもしれない。

 

 そうなれば、表向きは聖子と子どもたちは “幸せな結末” を迎えられるだろうが、主人公が殺人を犯して隠し続けなくてはならないので、そんなものは偽りのハッピーエンドだ。

 

 けれど、昨年4月期に同じく関西テレビ制作で同じ月曜22時枠で放送された北川景子主演の『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)でも、実は犯罪が肯定されたハッピーエンドになっていた。

 

 端的に説明すると『あなたを奪ったその日から』は、ある幼児を誘拐した主人公が自分を母親だと洗脳していたが罪に問われず、その子どもと本当の母子のようにずっと仲よく暮らしていくという結末だったのである。

 

 関テレ制作の同枠で、主人公の犯罪行為をうやむやにして美談に仕立て上げたドラマがあったことを考えると、『夫に間違いありません』も、夫を殺害して子どもと平穏な生活に戻るというハッピーエンドになる可能性もなきにしもあらず。

 

 ――今夜放送の第10話から物語は最終章に突入。普通に考えてもう主人公の現状が “詰んでいる” ゆえ、どんな結末を迎えるのかわからない。視聴者が納得できるエンディングが用意されているのか、最終話まで見届けたい。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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