
2025年8月下旬、成田空港に到着した宮根誠司(写真・読者提供)
3月8日放送『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の、“異例の演出” が物議を醸している。
「この日はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドC組で、日本はオーストラリアと対戦。4‐3で逆転勝ちし、開幕3連勝を飾りました。
ただ、試合はNetflixで独占配信されていることから、『Mr.サンデー』は試合映像の素材が使えず、東京ドーム前の盛り上がりや試合後の熱狂ぶり、さらに台湾戦や韓国戦の振り返りなどで構成されていました」(スポーツ紙記者)
だが、番組は、なんとか熱戦を伝えようと “奇策” に打って出た。
「スタジオとは別に実況解説席を設け、左から前ヤクルト監督の高津臣吾氏、元巨人コーチの宮本和知氏、番組MCの宮根誠司、フジテレビの中村光宏アナを横並びで配置。Netflixで配信されている試合映像を見ながら実況解説をするという、かなりシュールな画面構成になっていたのです」(同)
画面には「吉田が逆転2ラン」など “速報” ふうのテロップも打たれた。そのたびに中村アナの実況は熱を帯び、宮根らはお祭り騒ぎに。そんなハイテンションの彼らと視聴者は、終始 “にらめっこ” 状態となっていた。
おじさんを見続けるという苦行のような演出に、Xでは
《フジテレビはマジで一体何がしたいんだ》
《これでまた地上波メディアの死に近づいたな》
と怒りや呆れの声が相次いだ。
一方、同じ時間帯に始まった『有働Times』(テレビ朝日系)は、それでもなんとか工夫を凝らしていたという。放送作家が語る。
「60年ぶりの天覧試合であることにフォーカスしつつ、パブリックビューイング会場の盛り上がりの映像に実況を重ねたり、配信会社から購入した試合写真をインサートし、そこにバットの快音などの効果音を加えて臨場感を演出していました。
さらに、バックネット裏の視点からグラウンドを見渡し、今誰が打者なのか、どの塁に走者がいるのか一目でわかるよう再現したバーチャル球場の画面をインサート。そこに実況を加えるなどして伝えていました。『有働Times』は、まだ批判も少なかった印象です」
この差はどこから生まれたのか。
「『Mr.サンデー』は、“映像が使えないならバラエティで乗り切る” という方向に振り切り、一方の『有働Times』は報道番組として、限られた素材でも誠実に試合を伝えようとした。その姿勢の違いが際立った形でしょう」(前出・放送作家)
同じ “映像なし” という条件でも、局によって向き合い方を如実に示す放送となったようだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







