
芸人バカリズムは現在、来年春スタートの連続テレビ小説『巡(まわ)るスワン』の脚本執筆に追われている。多忙のため、今年の単独ライブも中止すると発表したばかりだ。
そんな中、彼の妻で、アイドルグループ「でんぱ組.inc」の元メンバー・夢眠ねむが3月5日にXを更新。《文化庁が文化なくそうとしてるのなぜすぎる》と、文化庁に疑問を投げかけたことが話題となっている。
背景には、4日付の読売新聞の記事があるとみられる。
「文化庁が、国立博物館や国立美術館に“収入目標”を設ける方針を打ち出したというのです。2030年度までに入館料やグッズ販売などの自己収入を増やし、達成できない館は閉館も含めた再編を検討するとされています。
背景には国費依存を減らす狙いがあり、外国人への“二重価格”や展示強化による来館者増も検討されているといいます」(全国紙記者)
夢眠は幼少期、松尾芭蕉に憧れて俳句に親しみ、『のらくろ』の田河水泡の影響で漫画家を志すなど、早くから文化や芸術に関心を抱いていた。
多摩美術大学へ進学後、秋葉原カルチャーと出会い表現の場を広げ、アイドルとして活動。現在も個展開催や書店経営など文化活動を続けており、今回の報道は看過できなかったのだろう。
Xでは彼女の訴えに
《どうすれば国は文化を守ってくれる?》
《多文化共生と言いながら自国の文化にすら理解を示さない無教養な文化庁》
など共感の声が広がっている。ただ、その後の情報では、報道内容について異なる見方も出ている。
「参議院議員で漫画家の赤松健氏が文化庁に確認したところ、記事は文化庁への直接取材がないまま書かれたもので、一部に誤解を招く表現があるとのことです。文化庁は閉館を前提としておらず、“再編”は役割分担の見直しを指すと説明されています」(同前)
一方、朝日新聞は5日、“訪日客に『二重価格』国立博物館など導入へ 財務省、閉館も含め圧力”と報じている。
「文化庁が国立博物館・美術館に自己収入の拡大を求める背景には、歳出削減を進めたい財務省の強い意向があったと報じられています。自己収入が一定水準を下回れば“再編”の対象とされ、財務省側は閉館も含まれるとの認識を示しているというのです」(同前)
つまり財務省と文化庁による水面下での攻防があると見られているが、続報を待たなければ実態は見えてこない。
ただ、そうした狭間で文化継承をめぐる議論が広がっているのは確か。そして図らずも、“クリエイター夫婦”の間でも関心を呼ぶテーマとなっているようである。
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