
WBC敗戦に一切ふれない恵俊彰(写真・共同通信)
負けた途端に手のひら返し――。メディアの薄情さを物語る出来事が、3月16日放送の『ひるおび』(TBS系)で見られた。
「3月14日(日本時間15日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で、侍ジャパンはベネズエラに5-8で敗れ敗退。大会連覇は果たせませんでした。すると、『ひるおび』では3時間半、1秒もWBCについて触れることがなかったのです」(芸能記者)
朝10時25分にスタートした同番組。オープニングは『第49回日本アカデミー賞』で10冠を達成した映画『国宝』の話題だった。本家『第98回アカデミー賞』でノミネートされていたメーキャップ&ヘアスタイリング賞は受賞ならず――という内容が紹介された。
「その後も、嵐のラストツアーに15万人が集結したニュースや、iモード、タウンページ、番号案内といった “3月で終了するサービス” の話題などが続きました。
さらに、企業CMで流れる数秒のフレーズ “サウンドロゴ” をテーマにしたカラオケ大会のニュースを扱う際は、スタジオでパネラーが “♪は・か・た・の・し・お” を本気で歌う即席カラオケ大会が開催されました。
ほかにも、こんにゃくのアレンジレシピの紹介などがあり、時間つなぎと受け取られても仕方のない “ひまネタ” が続いたのです」(同)
11時半から約30分は、他局と同じストレートニュースを紹介するコーナーだった。
「政治や経済、映画『国宝』の話題などさまざまなトピックが扱われましたが、ここでもWBCはまるでなかったように一切取り扱われず、アナウンサーが『速報です』と言って紹介したトップニュースは高知と岐阜で桜が開花したというニュースでした」(同)
この対応に、Xでは違和感が噴出。
《連日野球ばかりなのに負けた途端に一切やらなくなるの逆に怖いな》
《記憶喪失の域じゃん…》
と、戸惑いを超えて “恐怖” すら覚えるという声も見られた。芸能プロ関係者はこう語る。
「『ひるおび』としては、勝利ならまだしも敗戦試合を翌日に改めて振り返るメリットがないと判断したのでしょう。とくに独占配信のNetflixから素材提供を受けてまで扱う価値があるのか、という計算もあったはずです。
とはいえ、それまで司会の恵俊彰さん始め出演者が揃って『大谷翔平が……』と連呼し、試合がない日でも特集を組んで “お祭り騒ぎ” だった流れを考えると、敗退に対する最低限のねぎらいや総括があってもよかったのではないでしょうか」
盛り上げるときは徹底的に、冷めるときは一瞬――。その極端な温度差こそテレビの本質と言われればそれまでだが……。
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