
吉沢亮
3月16日に第1弾が発売された、ユニクロの人気ライン「UT」の新作が、ネットで大きな話題になっている。
今回のUTは、「週刊少年ジャンプ」や「週刊ヤングジャンプ」などに掲載された、名作マンガのビジュアルを大胆に落とし込んだデザインが特徴。集英社創業100周年を記念した特別企画ということもあり、もともと話題性は高かった。さらに、そこへ吉沢亮という“圧倒的なビジュアルの説得力”が加わったことで、注目度は一気に跳ね上がったのだ。
画像公開直後から、Xでは《本当UTシャツがハイブランドに みえるのは何故~》《吉沢亮が来てるだけでもう高級ブランドに見える》といったコメントが寄せられていた。
この反応の大きさは、数字にもはっきりと表れている。2月25日、ユニクロ日本公式Instagramに投稿された、吉沢の着用ビジュアル画像は、約3.8万件の「いいね」を記録(3月24日時点)。通常、同アカウントの投稿の「いいね」数は、数千件前後がひとつの目安とされており、この数字は文字どおり“桁違い”。ファッション投稿としては、完全に“バズの領域”に突入していると言っていいだろう。
さらに、公式サイトには《おひとり様、1柄につき2点までの販売とさせていただきます》との注釈も記載されている。需要の高まりを見越した対応とも受け取れ、今回の注目度の高さを裏づける動きのひとつと言えそうだ。
では、この“バズ”は実際の売上にどの程度影響しているのか。ユニクロ広報に取材をおこなったところ、具体的な売上数字については「お答えできない」としながらも、こうした状況について、一定の手応えを感じさせる回答が。
「弊社のオウンドSNS(InstagramやX)にて、吉沢様にUTを着用いただいているアセットを公開しておりますが、インプレッション数やエンゲージメントが高く、関心を多く集めることができました」(ユニクロ広報担当者)
さらに、注目すべきはその“広がり方”だ。
「フォロワーとの相性がよかったことも考えられますが、普段UTを着られない方や、ユニクロを知らない方にも届いたのではないかと考えております」(同前)
実際、SNS上では「初めてUT欲しいと思った」「普段ユニクロ買わないのに気になる」といった声も多く、単なる話題ではなく、購買意欲にまで踏み込んでいる様子がうかがえる。
発売のタイミングも絶妙だった。吉沢は3月13日に開催された、第49回日本アカデミー賞で『国宝』により主演男優賞を受賞。そのわずか3日後にUTが発売されている。“受賞直後の勢い”と“ビジュアル露出”が重なったことで、注目度がブーストされた可能性は高い。
今回のように、1990円(税込み)という日常価格の商品がここまで注目を集めるのは異例だが、一方で、2025年11月に木村拓哉が番組で着用した、ワークマンのフリースが爆売れしたケースも記憶に新しい。今回の騒動は、「誰が着るか」で商品の印象が一変する現象の流れが、よりわかりやすく表れた一例と言えそうだ。
なお、「マンガUT」は今後、第2弾、第3弾と続く予定だという。今回の“異例のバズ”が一過性で終わるのか、それともシリーズ全体へ波及するのか。少なくとも、1990円のTシャツがここまで語られる時点で、すでに“ただのヒット商品”では片づけられない段階に入っていると言えるだろう。
(取材・文=逢ヶ瀬十吾/A4studio)
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