
2025年6月、都内のビルから出てきた乙武洋匡氏(写真・金谷千治)
3月27日、作家・タレントとして活動する乙武洋匡氏が自身の公式Xを更新し、参政党の梅村みずほ議員の投稿内容に疑問を投げかけ、ネット上で賛否の声が広がっている。
発端となったのは、梅村議員が同日に投稿した子どもの自殺に関する内容だった。《少子化が進む中、五体満足で生まれてきた大切な子どもたちの自殺が過去最多に》と現状に触れ、《政治家の1人として子どもたちに申し訳ない》と自責の念を示していた。
これに対し乙武氏は、《わざわざ書く必要ありますか?“五体不満足”で生まれてきた子だって大切な命ですよ》と投稿。表現の選択に疑問を呈した。
このやり取りを受け、X上ではさまざまな意見が寄せられている。
《「五体満足」という言葉を使わずに、主旨を言い換えてみてほしい》
《そんなつもりはなくても、自ら命を絶ったらダメな人と、そうでない人を分けてるような書き方よね》
《ここで使ってる五体満足はそう言う意味では無いと思いますよ》
と、賛否が分かれている。
「今回の論点は、言葉の意図と受け取り方のズレにあります。梅村議員は子どもの命の重さを強調した一方で、“五体満足”という表現が子どもを限定していると受け取ることも可能です。実際、この表現がなくても『少子化が進む中、大切な子どもたち』と書くだけで十分趣旨は伝わるはずです」(スポーツ紙記者)
その後、梅村議員も乙武氏の投稿に反応した。
「梅村議員は、《私の投稿が健常者と障害者に価値の軽重を意味していないことぐらい乙武さんもお分かりなのではありませんか》と説明。さらに《乙武さんだからこそお気づきになる【子どもの自殺が減少するための方策】について、このやり取りをきっかけに聞かせていただけますと幸いです》と呼びかけていました」(前出・スポーツ紙記者)
乙武氏は先天性四肢欠損症を抱え、自身の経験をもとに執筆した著書『五体不満足』が大ヒット。障害を抱える立場から発信を続けている。
「当事者としての視点を持つ乙武さんの発信には説得力があります。一方で、子どもの自殺にいかに向き合うかが喫緊の課題であり、表現をめぐる論争に終始してしまうことへの懸念も広がっています」(前出・スポーツ紙記者)
言葉の選び方ひとつで波紋が広がる現代において、公的立場にある人物の発信の重みが浮き彫りになった。
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