
新ヒロインのひとりを務める見上愛
3月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説『風、薫る』の初回視聴率が、朝ドラ史上ワースト2位タイという衝撃のスタートだったことが分かり、波紋を広げている。
「同作は、見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めます。女性の職業が確立されていなかった明治時代、西洋式の看護学を学び、『トレインドナース』となった実在の人物がモデルです」(芸能担当記者)
初回の世帯平均視聴率は14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)、個人は8.3%。一見すれば“健闘”にも見えるが……。
「前作『ばけばけ』の初回(世帯16.0%、個人8.7%)を下回り、さらに橋本環奈さん主演の『おむすび』の初回(世帯16.8%、個人9.4%)にも負けています。
過去の朝ドラの初回世帯視聴率としては、『ゲゲゲの女房』(2010年前期)の14.8%は上回ったものの、『どんど晴れ』(2017年前期)の14.9%に並ぶワースト2位タイとなっています」(同前)
まだ始まったばかりのため、この数字だけで“失敗”と断じるのは早計だ。だが、より深刻なのは別の部分だという。ドラマ誌記者が語る。
「ヒロインの一ノ瀬りん(見上愛)も大家直美(上坂樹里)も、“朝ドラらしい”安心感のある人物像です。しかし、それが逆に無難すぎて魅力や個性に欠け、『この先どうなるのか』と引き込む力が弱い、という声があるんです」
物語は2人が出会うという構成だが……。
「丁寧に描かれているものの、ぐいぐい引き込まれるほどではなく、“絶賛もされないが酷評もされない”という感想が多いようです。ワースト2位という数字以上に、“記憶に残らない”ことのほうが深刻です。通常なら内容に関係なく盛り上がるハッシュタグ『反省会』すら、ほとんど見かけません」(同前)
実際、Xでも
《面白いのか否か 目下判断中》
《可もなく不可もなくな感じ》
と、“判断保留”の声が目立つ。そして皮肉なことに、話題の中心は本編ではない。
「りん(見上)の幼なじみ・竹内虎太郎を演じる小林虎之介さんのイケメンぶりや、その父・之宣(つぶやきシロー)の栃木なまり、Mrs. GREEN APPLEの主題歌『風と町』、語りの研ナオコさんなど“周辺要素”ばかりが注目されています。肝心のドラマ本編への関心が分散し、視聴者の気もそぞろ状態です」(前出・ドラマ誌記者)
“薄味スタート”となった『風、薫る』。ヒロインと物語が、この先どこまで求心力をつけ、巻き返せるのか。
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