兵庫県宝塚市の宝塚大劇場入り口(写真・共同通信)
宝塚歌劇団が3月31日、オフィシャルウェブサイトで、劇場敷地内での歌劇関係者に対する写真や動画の無断撮影を禁止する通達を出した。
「宝塚歌劇団は熱烈なファンで知られますが、これまでの慣習的なルールとして“公開を目的とせず、個人の記念として撮影・保管される範囲において”は撮影が禁止されていませんでした。しかし今後は、宝塚大劇場・東京宝塚劇場の敷地内での無断撮影が、一律で禁止されることになりました」(スポーツ紙記者)
今回、撮影禁止の通達がなされたのは、前出の範囲から逸脱するようなケースを多数、確認したためだという。
「一部のファンが、動画や画像などをSNSなどにアップしていることが問題とされたようです。個人のSNSアカウントにアップされたとしても、広く見られるようになっているため、宝塚側としても禁止を通達しなければいけない状況になりました」(同前)
Xからは、宝塚ファンの嘆きの声が聞こえてくる。
《これは現場に行く楽しみが損なわれるぞ…これも含めてのヅカ参りなのにな…》
《宝塚 出待ち入待ち写真撮影禁止かぁ。今の時代は仕方ないとはいえ、学生時代にフィルムカメラで、キャーキャー言いながら撮らせてもらっていたから寂しく残念》
《この件に限らず、ルール守れない人とかのせいで色々と制限されていくんだよ》
芸能ジャーナリストが語る。
「宝塚は未婚の女性のみで構成された歌劇団であり、100年以上の歴史を持つエンターテインメントです。宝塚を観劇するには、おもに兵庫県宝塚市の宝塚大劇場と、東京都千代田区の東京宝塚劇場に足を運ぶしかありません。ファンには、そこまでの交通費や宿泊代なども必要です。それもあり、宝塚側としてはファンサービスの一環として、撮影を黙認してきたのでしょうが、ネットの登場により、そのバランスが崩れてしまいました。これまで“マナー”として保たれてきたものが、消えてしまったというわけです」
こうした流れは、宝塚に限ったものではない。
「吉本興業のウェブサイトでは2024年8月、所属タレントへのプレゼントに関する指針が出されており、賞味期限が2週間を切った食品や、現金、金券、皮膚へ塗布するものなど具体的な品目をあげて、受け取れないものを定めています。芸能事務所として、タレントに不測の事態が起こらないようにするためでしょう」(同前)
撮影禁止の通達は、時代の流れとして仕方のないものかもしれない。
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