
『月刊少年マガジン』の最新号の表紙(写真・公式サイトより)
3月31日、『月刊少年マガジン』(講談社)のオフィシャルサイトで「コミカライズ版『お幸せに、婚約者様。私も私で、幸せになりますので。』連載終了のお知らせ」と題した文章が発表された。
「掲載文では、同作の作画において、《他作品との類似箇所が多数確認されました》と報告。作画担当者に確認したところ《参考資料の範囲を超えた模倣を行っていたとの申し出がありました》とし、同じ作画者による読み切り作品についても掲載を停止すると発表されています。《今後このようなことが二度と起こらないよう、チェック体制の見直しと強化に努めてまいります》と、再発防止策についても記されていました」(スポーツ紙記者)
これを受け、X上では
《異世界系なんてほぼ模倣じゃないのか?》
《定番のお詫び文句。どうせまた同様な事が発覚するであろう。で、また同じお詫び文句を見る事だろう》
《チラッと数ページアップされてるのを見る限りでは何を模倣したのか全くわからない…他の作家さんと交代するなりすれば良いのに…》
など、憂慮する声が並んだ。こうした声が寄せられる理由をマンガ編集を手がけるフリー編集者が語る。
「マンガ作品でストーリーや絵柄の酷似が事後的に指摘されるケースはよくあります。その場合、悪質なものは “盗用” “盗作” となりますが、今回は “模倣” と発表されました。
マンガ表現で、絵柄や構図などパターンが似てくるケースはどうしても起こりえます。さらに、パロディやオマージュといった表現もあります。今回のように “参考資料の範囲を超えた模倣” による掲載終了のような前例を作ってしまうと、場合によってはマンガ表現の幅を狭めてしまう可能性がありますね」
今回のケースは、作画担当者の申し出により問題が確定した形となっている。
「本来、漫画家の表現がオリジナルなものなのか、模倣やそれを超えた盗作や盗用であるかを発表前の段階で見きわめるのが編集者の仕事です。
参考資料を用いていたならば、作画があがった時点で、資料を突き合わせて確認する作業も必要だったでしょう。今回のトラブルは作品の内容を正確に把握し、コントロールできなかった編集者や編集部の責任も大きいように見えます」(前出・フリー編集者)
近年、生成AIの台頭もいちじるしい。そのぶん、“オリジナルな表現” とはなにかをめぐり、マンガの作り手はもちろん、読者を巻き込んでの議論を呼び起こしそうだ。
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