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『坂本冬美のモゴモゴ紅白』第33回/孫を持つばぁばの気持ちがなんとなくわかった、7歳の寺田心くんと10歳の鈴木梨央ちゃんとの共演

芸能 記事投稿日:2026.04.04 06:00 最終更新日:2026.04.04 06:00

『坂本冬美のモゴモゴ紅白』第33回/孫を持つばぁばの気持ちがなんとなくわかった、7歳の寺田心くんと10歳の鈴木梨央ちゃんとの共演

寺田心くん(左前)、鈴木梨央ちゃん(右前)、坂本冬美(奥中央)

 

 郷ひろみさんが35年ぶりにオープニングを飾った『第66回NHK紅白歌合戦』の司会を担当されたのは、紅組が綾瀬はるかさんで、白組はV6の井ノ原快彦さん。

 

 そして、総合司会は有働由美子さんと……な、な、なんと、今回が32年ぶり6回めとなる黒柳徹子さんという超豪華な構成です。

 

 ゲスト審査員は羽生結弦さん、堺雅人さん、長澤まさみさん、大泉洋さん、土屋太鳳さん、三宅宏実さん、上橋菜穂子さん、所ジョージさん、有村架純さん、又吉直樹さんの10人。

 

 わたしの出番は、全体で9番め。紅組では大原櫻子さん、22回めの夏ちゃん(伍代夏子)、今回が初出場の乃木坂46さん、3回めとなるEーgirlsさんの次、5番め。歌わせていただくのは、初めての『紅白』(1988年)以来となる『祝い酒』です。

 

 オープニングの後、ダッシュで楽屋に戻り、本番用のお着物に着替えて……と、慌しさを感じながら舞台袖へ移動すると、花婿さんの衣装を纏(まと)った当時7歳の寺田心くんと、花嫁に扮した10歳の鈴木梨央ちゃんが、ちょっと緊張した感じでわたしを待っていてくれました。

 

 それが、もうかわいいのなんのって。かわいすぎて、思わずギュ〜〜〜ッと、ハグしたくなっちゃったほどです。

 

 前日のリハーサルで、顔を合わせるなり心くんが言った言葉は、今思い出しても頬の筋肉が緩んでしまいます。

 

「僕、頑張って練習してきました!」

 

 目はキラキラと輝き、ほっぺは赤みを帯び、体全部を使って真正面からぶつけてくる思いは、悲しいけれど、大人になるにつれ徐々になくしてしまうものでした。

 

 リハーサルで司会の代役を務めたスタッフが心くんの名前を間違えて呼んだ瞬間、頭から煙が出るほど怒ってしまって……。

 

「今、僕の名前をなんて言いました!? 僕はそんな名前じゃないです!!」

 

 よほど納得がいかなかったのか、リハーサルの間中「僕の名前じゃない」とボソボソ呟いていたのですが、それがまたかわいくて。笑っちゃいけないけど、わたしの顔もほころびっぱなしでした。

 

 カメラリハーサルのときはわたしの後ろで踊ってくれていた2人を、演出の方にお願いして、わたしの前で踊ってもらうことに変更。かわいい2人のおかげで、いつもの年ほど緊張せずに歌い終えることができました。

 

 結婚していないわたしには、息子も娘もいなくて、当然ながら孫もいないわけですが、お孫ちゃんをかわいがる、ばぁばの気持ちがわかったような気がしました。

 

 後悔先に立たずと言いますが、こんなにかわいいんだったら、わたしも、けっこ……モゴモゴモゴ(笑)。

 

 この年のトリは、白組が近藤真彦さんで、紅組・大トリは松田聖子さん。その2組前には、歌手生活50周年を迎え、『紅白』からの勇退を発表された大先輩、森進一さんが登場。森さんが最後に選んだ一曲は、川内康範先生が作詞、師匠・猪俣公章先生が作曲した『おふくろさん』でした。

 

 後輩としては、寂しさと、お疲れ様でしたという思いと、これまで演歌を支え続けてくださってありがとうございましたという感謝の気持ちが交錯していましたが、きっと猪俣先生は、あちらで大好きなお酒を呑みながら、嬉しそうに聴いていらしたと思います。

 

さかもとふゆみ
1967 年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。40周年記念シングル『遠い昔の恋の歌』が好評発売中!

 

写真・中村 功
取材&文・工藤 晋

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出典元: 週刊FLASH 2026年4月14日号

著者: 『FLASH』編集部

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