
西村博之
4月5日、実業家でタレントの“ひろゆき”こと西村博之氏が自身のXを更新。高市早苗首相を匂わせる発言が波紋を広げている。
「この日、ひろゆき氏は、イタリアのメローニ首相が中東3カ国を歴訪し、エネルギー供給問題やホルムズ海峡の安全航行について協議したことを報じた産経ニュースの記事を引用。
そのうえで、《イタリアのメローニ首相、アメリカのトランプ大統領にイタリア内の基地を使わせない。エネルギー危機で中東に行く。ポピュリストと言われるが、イタリア国民にとって必要なことをちゃんとやってる》と評価したのです。
さらに、《盲目的な米軍追従と問題先送りの国とは違うね。。。》と投稿。特定の国名は出していないものの、日本、そして高市政権を暗に批判したと受け止められました」(政治記者)
これは、高市政権の対米姿勢をめぐる問題提起とも受け取られ、X上では猛反発。
《アメリカへの依存度が違うだろ?》
《イタリアと日本の位置考えたことあります?》
《イタリアと日本は立場が全然違うじゃん…同じように振る舞える訳ないって》
など、ひろゆき氏の比較そのものに疑問を呈する声が相次いでいる。
政治ジャーナリストはこう語る。
「ひろゆき氏の発言が物議を醸したのは、イタリアと日本の安全保障環境や外交条件が大きく異なるにもかかわらず、同列に比較した点にあります。日本は在日米軍をはじめ日米同盟に強く依存しており、単純に“自主路線”を選べる状況ではありません。そのため、“イタリアのように振る舞え”という指摘が現実を無視していると受け取られ、多くの反論を招いたのです」
だが一方で、こうした議論の根底には、日本の立ち位置そのものへの疑問も横たわる。
「日本の外交的自立をどう確保するかという長年の難題を抱えています。米国に配慮しつつも国益をどう守るか、そのバランスを保つ綱渡りを続けてきたと言えます。
今回のひろゆき氏の訴えは、その“微妙な立場”にある日本が、どこまで主体的な外交を打ち出せるのかという課題を改めて浮き彫りにしたと言えるでしょう」(同前)
緊迫する国際情勢のなか、どの国にとっても外交手腕の真価が問われる局面であることは間違いない。
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