
『ターミネーターと恋しちゃったら』の会見に出席した(左から)松倉海斗、宮舘涼太、臼田あさ美、石田ひかり
ネクスト “国民的アイドルグループ” と言われるSnow Manのメンバー・宮舘涼太が、満を持して連続ドラマ初主演を飾るラブコメディ『ターミネーターと恋しちゃったら』(テレビ朝日系)。
4月4日(土)に放送された第1話を視聴した率直な感想は、“中身が薄いコントのようなドラマ” だった。
しかし、この作品においてはそれが正解なのかもしれない。
■主人公は400年後の未来から来たアンドロイド
大手出版社の少女漫画誌編集部に異動となり、慣れない仕事に四苦八苦していたヒロイン・神尾くるみ(臼田あさ美)。ある日、編集部に時沢エータ(宮舘)が新人アルバイトとして入ってくる。
だが、実は、エータは高性能アンドロイド。くるみに降りかかる危機から彼女を守るため、400年後の未来から送り込まれたのだ。
とはいえ、本作はシリアスなSFバトルものなどではなく、エータとくるみのドタバタラブコメ。
たとえば、エータが編集部に初出社した際、「自分に年齢という概念はない」と発言したり、電話やFAXにいちいち驚いたりする様子がコミカルに描かれていく。
また、エータはくるみのマンションの隣室に引っ越してきたのだが、くるみが不注意で熱々の鍋に触れて悲鳴をあげると、エータが壁をぶっ壊して助けにくるというトンデモ展開で第1話は幕を下ろす。
40代男性である筆者は、正直、ストーリーの薄っぺらさに「くっだらね~」と思ってしまった。……だが、そのくだらなさこそがこのドラマの神髄なのではないかとも感じたのである。
■いい意味で舘様による “壮大なバラエティコント”
中身が薄くてコントのようだという要素は、好意的に解釈すると、なにも考えずに頭をからっぽにして観られるメリットがある。
公式サイトの相関図には総勢14名の登場人物が載っているが、人物紹介欄を読むかぎり、性格の悪いキャラはおらず、みんないい人。つまり、悪人のいない “やさしい世界観” なのだ。その点でも気軽にまったり観られるだろう。
そして、宮舘と言えば、エレガントな立ち振る舞いながら、天然ボケのような言動も多く、「舘様(だてさま)」の愛称で知られる “いじられ王子様” キャラ。『ラヴィット!』(TBS系)などのバラエティ番組で存在感を発揮し、人気を博している。
本作のエータも、アンドロイドでありながらどこか貴族っぽい雰囲気を持ち、所作もエレガントで宮舘本人を彷彿させる主人公像。実際、公式サイトにも《どこか舘様風味も感じられるエータ》と記されているので、おそらく彼に “当て書き” したのだろう。
要するに、このドラマはいい意味で、舘様による “壮大なバラエティコント” のようなもの。誤解を恐れずに言うなら、「ドラマ」として観るといろいろチープさが気になってしまうかもしれないが、「コント」として観ると非常に良質で、舘様ファンにはたまらないコンテンツになっているに違いない。
■実はデビューまで15年弱かかっている苦労人
余談だが、宮舘はいまでこそネクスト “国民的アイドルグループ” の人気メンバーだが、かなりの苦労人としても知られている。
1993年生まれの宮館は、現在33歳。Snow Manは2020年にCDデビューしたのだが、彼は2005年の中学1年のときにジャニーズ事務所入りしているので、なんとデビューまで15年弱かかっている。
しかも、Snow Man自体はデビュー後すぐに人気を獲得するが、初期の宮館はMVでピンで抜かれる(映る)シーンが非常に少ないなど、グループ内でプッシュされていないメンバーだったのである。
ともかく、CDデビューが26歳で連ドラ初主演が33歳ということを考えると、間違いなく “遅咲き” なのだ。
舘様ファンは、そんなバックボーンを知って応援している層も多いため、苦労続きだった舘様がとうとう連ドラ主演の座を射止めたということで、感慨深いのではないか。そうした “舘様サクセスストーリー” の一環としてドラマを視聴しているファンもいるに違いない。
いずれにしても、週末に頭をからっぽにして観られる “やさしい世界観のドタバタラブコメ” と考えれば、中身が薄いことはむしろストロングポイント。舘様ファンには満足度が高いだろう。第2話は今夜23時から放送だ。
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