
サヘル・ローズのInstagramより
イラン出身のタレント、サヘル・ローズが4月6日、自身のXを更新。「戦争反対」への想いをつづり、大きな反響を呼んでいる。
「この日、サヘルさんは真っ黒な背景に“白文字”でメッセージを記した画像を投稿。
そこには《戦争に反対することが、勇気のいる時代になってしまった》とつづられており、反戦を表明することすら、ためらわせてしまう日本の空気への違和感を吐露。
さらに《でも、本当はそれは、特別なことではなくて、誰かの命が失われることに心が傷む、ただそれだけの、人としての感覚だったはず》と続け、
そのうえで《私たちは、どの国の側に立つかを問われる前に、誰の涙に気づけるのかを、もう一度問い直したい》と訴えていました」(政治部記者)
軍事的な緊張が続くアメリカ・イスラエルとイラン。日本時間8日、アメリカとイランは2週間の停戦に合意した。しかしイスラエルがレバノンの親イラン勢力ヒズボラに対する攻撃を継続。イラン側は、ホルムズ海峡の「再封鎖」を表明した。
今回の発信は、終息が見えない母国の現状に心を痛めた切実な叫びのようだ。
この投稿に対し、X上では
《サヘルさん勇気ある発信ありがとうございます》
《匿名ではないあなたの勇気あるポストを尊敬します》
と共感の声が相次ぐ一方、別の視点からの指摘も寄せられている。
《イラン政府が自国民を虐殺することには賛成ですか?》
《日本がそうだと思うなら、イランに帰れば》
とイラン国内の問題を引き合いに出すユーザーもいた。政治ジャーナリストは次のように語る。
「イランでは昨年末から今年初頭にかけ、反政府抗議に対し治安部隊が実弾や暴力で鎮圧したと報じられ、数千人規模ともされる死傷者が発生しているといいます。
戦争反対を訴えるサヘルさんに対し、イラン国内の問題にはどう向き合うのか説明を求める声があるのです」
一筋縄ではいかないこの“矛盾”。それでも彼女が平和を訴え続ける背景には、自身の壮絶な過去がある。
「サヘルさんはイラン・イラク戦争で孤児となり、幼少期を児童養護施設で過ごしました。8歳で養母のフローラさんとともに来日。その後、日本でタレントとして活動する一方、戦争や貧困に苦しむ人々への支援活動や講演を続けているのです」(同)
4月8日には自身のXで、祖国イランの学校建設に関わってきたことを明かしつつ、子どもたちの安否が確認できない状況に、《あの子たちが無事なのか、どこにいるのか、何もわかりません》と苦しい胸の内を吐露していた。
国同士が対立し合う時代。個々人の想いの落としどころも難しいのかもしれない。
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