4月10日、アニメ映画『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』の全世界興行収入が1179億円に到達し、日本映画として歴代最高を記録したことが発表された。
鬼滅ファンがこの快挙に沸くなか、SNS上ではその「ヒットの中身」をめぐって思わぬ論争が巻き起こっている。
「本作は海外157の国と地域で上映され、全世界累計観客数は9852万人。うち海外動員は7106万人、海外興収は777億円にのぼります。
一方、国内は前作『無限列車編』(407億円)に次ぐ歴代2位の402億円。つまり、海外が国内の約2倍近い規模となっており、日本映画としては異例の“グローバルヒット”となりました。
いずれにしても、日本映画で初めて世界興収1000億円を突破した歴史的快挙です」(エンタメ誌記者)
昨年7月18日に公開された同作は、『鬼滅の刃』最終決戦を描く三部作の第1章。炭治郎たちが宿敵・無惨に挑む“集大成”とも言える内容だ。そんな記録的ヒットに、X上では
《偉業達成、おめでとうございます》
と祝福の声が相次ぐ一方で、冷ややかな意見も目立つ。
《特典あそこまでつけたら何回もリピーターする人いるに決まってるじゃん》
《オマケつけてあれだけ焚き付ければそれなりに入るってば》
入場者特典による“リピーター頼み”ではないか、という指摘だ。これに対し、
《鬼滅の映画が400億突破したのは、紛れもなく作品が素晴らしいから》
と反論する声も多く、議論は真っ二つに割れている。
「その規模と期間は、“特典”という枠を超えています」と語るのは映画ライターだ。
「公開初日から配布された吾峠呼世晴描き下ろし特製アートスタンド(500万名)を皮切りに、来場御礼特典がほぼ1週間おきに投入。第1弾のイラストボード(300万名)、第2弾のクリアカード(400万名)など、手を変え品を変え続きました。
今年に入ってもその戦略はとどまることを知らず、最終的には作品の最後を飾ったエンドロールが描かれたイラストカードが“フィナーレ特典”として配布されています」
しかも、上映フォーマットごとに別特典も用意されていた。
「IMAXではスペシャルポスターとイラストボード、4DX/MX4Dではオリジナルステッカーなどが配布されました。約9カ月にわたり、いつ、どの形式で観るかで特典が変わる仕組みは、もはや映画というより“継続型イベント”です。ただ、それだけでここまでの動員を維持できたかは疑わしい。作品そのものに魅力があるからこそ実現した数字でしょう」(同前)
『無限城編』は三部作で、残り2作。記録は今後更新されるのか、そして特典戦略は“無限”に続くのか……。ファンは固唾をのんで見守っている。
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