
さまざまなお笑いライブを購入できるFANYチケット(写真・公式サイトより)
4月22日、株式会社FANYが運営する公式チケットサービス「FANYチケット」が電子チケットの仕様変更を発表し、ファンの間で波紋が広がっている。発表によれば、電子チケット購入後にアプリの再インストールや機種変更をおこなった場合、購入済みチケットがアプリ上で表示されなくなるという。
公式サイトでは、同行者にも同様の事象が起きるとし、該当する場合は問い合わせフォームから対応を求めるよう案内している。ただ、スマートフォンは機種変更や故障することも多く、今回の仕様変更は利用者にとってメリットがないとの指摘も出ている。
「『FANYチケット』は、吉本興業が展開する劇場公演やライブのチケットを購入・管理できるサービスで、お笑いファンには日常的に利用されています。
アプリでは購入履歴として過去のチケットも確認できましたが、新しい仕様では、機種変更などをきっかけに履歴がリセットされる可能性があります。
紙チケットが主流の時代はチケットをファイルに入れて思い出を残すことができましたが、履歴がなくなるということは思い出も消えてしまうことになります。ファンから改悪と受け止められるのも無理はないでしょう」(芸能ジャーナリスト)
X上では、
《機種変更したい場合はどうすればいいですか?》
《そんなことする前に全て公式リセールできるようにしろ順番が違う》
《機種変したらもれなく思い出も全部消えることが確定してるのほんまにえぐい》
など、悲痛な声が寄せられている。
今回の対応は、近年問題視されているチケット転売対策の一環とみられる。電子チケットを第三者に譲渡し、機種変更などを利用してログイン情報ごと引き渡すといった不正を防ぐ目的がありそうだ。
「転売対策として、端末に紐づける仕組みを強化すること自体は一定の合理性があります。 似たような電子チケットアプリでも、基本的には同じ仕様となっています。しかし、リセール機能が限定的な現状では、正規ルートで購入したユーザーの救済策が十分とは言えない状況です」(前出・芸能ジャーナリスト)
実際、「FANYチケット」ではリセール機能が導入されているものの、すべての公演で利用できるわけではなく、発券後はリセール不可といった制限もある。
「やむを得ず機種変更などをおこなった場合は問い合わせする必要がありますが、こうした問い合わせが増加すれば運営側の負担も大きくなると考えられます。
転売対策以外のメリットが見えにくく、サービスへの信頼性そのものが揺らぎかねません。今回の声を受けて、履歴が残るような仕組みに改善が図られるといいのですが……」(前出・芸能ジャーナリスト)
利用者の利便性と転売対策の両立をどう図るのか、運営側の今後の対応が注目される。
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