アイドルグループ『BLUEGOATS』(ブルーゴーツ)(グループの公式ウェブサイトより)
「ファンと推しは所詮、お金でしかつながっていません!」
自身のXで、アイドルファンの“行き過ぎた推し活”への注意喚起を促した地下アイドルグループメンバーの動画が、話題を呼んでいる。
「動画は、青春パンクを歌うインディーズのアイドルグループ『BLUEGOATS』(ブルーゴーツ)のメンバー、ほんま・かいなさんのものです。かいなさんは4月29日、Xに《推し活にハマっても、人生幸せにならない》とつづり、動画をアップしました。自分もファンから推される立場でありながら、『生活費を削ってまでやる推し活って本当に幸せでしょうか?』と疑問を投げかけました。
かいなさんは、推し活はファンが“沼る”システムこそあれ、そこから抜け出す仕組みはほぼないと語ると、『ちょっとだけ絵柄が違うアクスタを出したりとか、CDに抽選券つけて何枚も買わせるとか』と、運営側もビジネスのため、あの手この手でファンを依存させようとすることを説明しています。『(ファンは)推しのために仕方なく、私が支えなきゃ、みたいな、文句言いながらも買うやん。ファンの子たちってマジでいい人なのよ。優しいからこそ応援するんだろうけど、本当に酒とかタバコ、ギャンブルと同じように、推し活って人生が狂いやすいので、気をつけたほうがいい』と、生活費を削ってまで、推し活に注ぎ込む人たちに注意を促しました」(スポーツ紙記者)
さらに、かいなは、そういった人たちに手を差し伸べてくれるほど社会は甘くないと言い、「むしろ、こういう判断能力の鈍った奴につけこんでくる奴がいっぱいいる。しかも、そういう悪い運営とか悪いアイドルに限って『君が生きがいだよ』とか『絶対幸せにする!』みたいなことを言ってくるんよ。私のファンの人たちも含めて、推し活よりも自分の人生を優先してほしいと思う」とファンにメッセージを送った。そのうえで「もちろん私は誰よりも何よりも本気で活動してるけど、してるからこそ人生すべてに責任は持てない。あと結婚もできない。ごめん!」と自らのスタンスを明確に語った。
かいながXに投稿した動画は、5月1日時点までに192万回のインプレッションを記録。コメント欄には
《推し活の為に生活費を削るとか、借金するとか、仕事や学校をサボるのはただの依存症です。身分不相応な浪費を正当化する為に推し活という言葉をカモフラージュに使っているだけの人がかなりいるし、その人達への親切な警告だと思う》
《言ってることはわかるけど、ハマってるときもその人は自分の人生を歩んでる 自分の人生が幸せかはその人自身が決めるもの。ファンがアホだから今の生活があることを推される側はもっと感謝しないといけない》
など、賛否も含めてさまざまな反響が寄せられている。
「かいなさんは、余裕さえあれば、推し活自体は本来、すばらしいことと補足したうえで『もしやめたくてもやめられない、搾取されてるな、みたいな心当たりがあるなら、最初に私が言った言葉、言い過ぎだし極論なんだけど、ファンと推しは所詮、お金でしかつながっていないっていう言葉を定期的に思い返してみてほしい』とコメントしています。
人生でいちばん大事なものは『心と身体の健康だから』として、アイドルの当事者である自分がこうした発信をすることについて『こういうのをアイドルが言うと、アイドルって夢を見せる仕事だからとか言われるんだけど、うるせえ、関係ねえよ』ときっぱり。『私は自分がなりたいアイドルになるし、言わないととんでもない悪夢になるかもしれないから、いま私が言う』と、発言の意図を説明しました。結論として『おもしろいと思ったら、自分がほしいと思ったら課金すればいいと思うし、違うと思ったらしなきゃいい。趣味って、そういうもんだからね、本来』と語りました。
動画の反響を受けて、かいなさんは翌30日、補足の動画をアップし、『じつはこの動画は、とあるファンの人に届けばいいなと思って動画にしました』と、推し活や推し活依存によって苦しんでいる人たちに向けたものだったと説明しました」
反響の大きさを見れば、彼女の発信が、推し活の根本を考えさせるものだったことは間違いなさそうだ。
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