
次長課長・河本準一
5月1日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に、次長課長の河本準一さんが出演しました。同番組は報道番組の形を借りたバラエティ番組。今回は、アシスタントの佐久間みなみアナウンサーの代役を決める『第二の佐久間みなみ選手権』が開催されました。
出場者は吉住さん、紺野ぶるまさん、植田紫帆さん(オダウエダ)の3人。中継トラブルへの対応力を競う形でそれぞれがボケて、それを河本さんが鋭いツッコミで笑いにつなげていました。
3人のパフォーマンスが終了した際に、MCのくりぃむしちゅー・有田哲平さん(番組ではアリタ哲平)が、河本さんに、中継トラブル対応の『お手本を見せてほしい』と無茶ぶり。さらに番組側は『脱力!!こども相談室』のVTRを流します。
このVTRは、ここ数年、河本さんが出演するたびにおこなわれてきた、子どもたちからの『答えづらい質問』に河本さんが追い込まれる恒例企画です。
今回は8歳の女の子から「この前Def Techのライブが急に中止になってしまいました。どうして急に中止になってしまったのですか?」という疑問が寄せられ、河本さんはすかさず質問者に「Def Tech世代ですか?」とツッコみます。
そこから河本さんは、手持ちの黒板に白のチョークで多数の点々を描き、その絵に河本さんが鼻を近づけていこうとしたところで有田さんが「やめてくださーい!」と叫ぶと、画面が『しばらくお待ちください』と表示されたお花畑の画に切り替わって強制終了。再びスタジオの画に戻ったときは爆笑の渦につつまれていました。
子供からの質問のVTRが始まった際は「あぁぁ、足震えてきた」と追い込まれていた河本さんですが、強烈なアドリブでみごとに脱出していました。
筆者は以前、河本さんに仕事が増えたきっかけについてお話を伺っています。
東京進出の壁に阻まれていた河本さんに最初のチャンスが訪れたのは2004年。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)内のコーナー『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』でした。
「あの番組で初めてやったネタが、ジャッキー・チェンの映画に出てくる定食屋の店員のモノマです。『そうは酢豚の天津丼だ!』というフレーズを言ったんですよ。これは実際に映画の吹き替え版で言っているセリフなんです。」
すると、MCのとんねるず・石橋貴明さんから「ほかにもメニューがあるんじゃないか?」という無茶ぶりが来て、河本さんは急遽もう1本ネタをやることになったのです。
「そんなことを貴さんが言っているなんて知らない僕に、突然スタッフが駆け寄ってきて、『ほかのメニューですぐにやって』って。『いや、これは実際に映画で言ってるセリフのモノマネなんで、ほかのはないです』って言ってたら、いきなり登場音が鳴ったので、しょうがなく出ていったんです。
そこで、頭のなかに中華料理のメニューをいっぱい並べて、ピョーンと引っ張ったら『タンメン』という言葉が出てきて。それで『お前に食わせるタンメンはねぇ』というフレーズを言ったんです。あのときは意識がぶっ飛んだ状態で言ってますね。それが、めちゃくちゃウケたんですよ」
そこから同年の年末に放送された『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)」に河本さんが出演。サイコロの目が出た人がトークする番組で、松本人志さんがサイコロを振ると、なんと6回も『河本』の目が出たのです。用意していたトークが尽きた河本さんは、またもや追い込まれる事態に。
「そのときはめちゃくちゃ焦りましたが、結果的には3分のトークから4秒で終わるもの、『同じ話をする』といったバリエーションを見せることができました。それにより、松本さんからトークができる奴という、名刺をいただきました」
意識が飛んだ状態から生まれたアドリブや、普通のトーク番組では考えられない、同じ話をもう一度するといったとっさの機転は、すべて追い込まれた状況から捻り出されたものでした。
今回の『全力!脱力タイムズ』で見せた追い込まれてからのみごとな切り返しも、まさに河本さんの笑いの真骨頂です。
河本さんは、2025年2月に体調不良のため休養を発表。しかし、同年6月末から活動を再開しています。病気という大きな壁に直面した河本さんですが、『全力!脱力タイムズ』で見せた強烈なアドリブ力を見ていると、「『細かすぎて』や『すべらない話』で自ら道を切り拓いたときと状況が重なります。
番組で見せた強烈なアドリブ力は、完全復活を遂げた何よりの証でしょう。2026年、河本さんの「復活の狼煙」は、爆笑とともに天高く舞い上がりました。
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