
シンガポールに暮らす福田萌(写真・本人提供)
トランプ米大統領によるイラン攻撃をきっかけに、原油価格の高騰や物流の混乱は、世界に広がっている。シンガポールに暮らすタレントの福田萌に、現地のリアルな現状を聞いた(以下、本人談)。
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直接的にトランプ大統領の動きや中東情勢に「大きな影響を受けている」という実感は、今のところ正直あまりありません。ただ、こちらでも毎日のようにニュースで報じられていて、常に意識させられる状況です。
シンガポールの人々は、もともと世界情勢への関心が高い国民性で、世界の動きにアンテナを張っている印象ですが、私のまわりだと、熱く議論するというよりは、静かに見守っている空気感ですね。
生活面で「変わった」と感じる出来事としては、配車アプリの「Grab」の燃料サーチャージが1回あたり0.5シンガポールドルから0.9シンガポールドルへと上がったという報道がありました。日本円にして約45円程度ですが、日常的に使うものなので、じわじわと負担が増えている感覚があります。
また、ドバイで学校が閉校になった影響で、お子さんをシンガポールに転入させる家族もいて、それにともなう引っ越しで人口が増え、家賃が上がったという話も身近に聞きます。
さらに、シンガポール航空の夏の日本行きの便が、突然キャンセルになったという話もありました。燃料費の高騰が背景にあると見られていて、今後はフライト料金の値上がりや、急な欠航も起こりうるのではないかと不安視されています。
一方で、物資不足については、今のところ極端に「これが手に入らない」といった状況は感じていません。シンガポールはほぼすべてを輸入に頼っている国ですので、もともと価格や物流の変動は起きやすく、今回の情勢による影響なのかどうか、正直判断が難しいです。
仕事面では、海運関連の企業に勤める友人から、物流のオペレーションがかなり混乱しているという話を聞きました。出張のフライト代も上がっていて、企業の経費にも効いてきているようです。私自身も、一時帰国のフライトは早めに確保しておかないといけない、という話を周囲からよく聞くようになりました。
現地の温度感としては、日常生活でパニックになるような状況ではありません。ただ、ドバイ情勢の不安定になったことで、シンガポールの相対的な地位が上がるのではないか、という見方もあります。その一方で、人口流入が進めば、さらに物価が上がるのではないかという懸念も話題に上がっています。
ふくだもえ
2006年度「ミス横浜国立大学」に選出され、芸能界入り。女優、タレントとして活躍。2012年、オリエンタルラジオの中田敦彦と結婚。2021年3月からシンガポールに移住。3児の母
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