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野呂佳代、『銀河の一票』でみせた “泣かせる演技” が素晴らしい! 役者として “天下取り” が見えてきた!

芸能 記事投稿日:2026.05.11 11:00 最終更新日:2026.05.11 11:12

野呂佳代、『銀河の一票』でみせた “泣かせる演技” が素晴らしい! 役者として “天下取り” が見えてきた!

ドラマに10クール連続で出演中の野呂佳代

 

 伊達や酔狂じゃなく、マジで野呂佳代の “天下取り” が見えてきたのではないか。

 

 黒木華が主演し、野呂が準主役を演じている『銀河の一票』(フジテレビ系)。5月4日(月)に第3話が放送されたが、ここまで内容は好評だ。

 

 政治家秘書だった星野茉莉(黒木)が、幹事長である父との確執などで人生に絶望していたとき、スナックママ・月岡あかり(野呂)と出会い、政治素人であるあかりを都知事にするため、2人で都知事選に挑む物語。

 

 公式サイトやポスターに使われているメインビジュアルは黒木と野呂が横並びのツーショット。野呂はGP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラで、実質的なダブル主演と言っても過言ではないメインキャラに抜擢されている。

 

■黒木を “食う” ぐらいのシーンもあった

 

 政治素人をいきなり都知事候補にするという突拍子もないストーリーではあるが、本作はコメディではなく、むしろシリアスな展開が多め。

 

 たとえば茉莉とあかり、それぞれの過去と苦悩が丁寧に掘り下げられている。

 

 第2、3話では、認知症を患って施設に入所している先代スナックママとあかりのエピソードが描かれ、涙腺を刺激された。まだ原因は明かされていないが、あかりには自殺しようとしていた過去があり、壮絶な人生を歩んできたことも示唆されている。

 

 紆余曲折を経て、第3話のラストでようやくあかりが都知事選に出馬する決意をしたので、今夜放送の第4話からいよいよ本作のメインストーリーに突入。つまり第3話までは長いプロローグのようなものだった。

 

 とはいえ、冗長だったなんてことはなく、茉莉とあかりの機微をしっかり描いたからこその3話分という長さだったように思う。もっと早い段階であかりに出馬を決意させることもできたかもしれないが、そうすると勢いまかせの “ノリ” のようになってしまい、コメディ色が濃くなってしまっただろう。

 

 いずれにしても、野呂はそんな社会派ドラマの準主役を堂々と演じており、2人きりのシーンが多い黒木に負けず劣らずの素晴らしい演技をしている。

 

 黒木の演技力に野呂が引き上げられているという要素もあるかもしれないが、2人の掛け合いで野呂が足を引っ張るなんてことは一切なく、むしろ黒木を “食う” ぐらいのシーンもあるほどだ。

 

■野呂にどんどん主演オファーが舞い込む可能性

 

 GP帯の連ドラで準主役を演じていることは、野呂のキャリアにとって大きなプラスになることは間違いない。今回の『銀河の一票』によって俳優としてのバリューが一気に高まる可能性も大いにあるだろう。

 

 具体的に言うなら、来年あたりに野呂がGP帯・連ドラの主人公に抜擢されているかもしれない。さらに『銀河の一票』の最終的な評判次第では、主演オファーがどんどん舞い込むようになっても不思議ではない。

 

 というのも、最近はバイプレイヤーとして「野呂佳代が出るドラマにハズれなし」と言われるほど売れっ子になっていたが、どちらかというと野呂のコメディエンヌとしての存在感が高く評価されていたフシがあった。

 

 今年1月期の『リブート』(TBS系)などでシリアスな演技も見せていたが、これまではバカリズム脚本の『ブラッシュアップライフ』(2023年/日本テレビ系)や『ホットスポット』(2025年/日本テレビ系)といったコメディ作品での印象が強かった。

 

 また、ジャンルはコメディではなくても、『ザ・トラベルナース』(2022年・2024年/テレビ朝日系)や『なんで私が神説教』(2025年/日本テレビ系)などでは、ストーリーの箸休め的なシーンでコメディリリーフとして活躍していた。

 

 しかし、『銀河の一票』ではコメディエンヌとしての立ち回りはほぼ封印しており、視聴者を感動させたり泣かせたりする演技も非常にうまいことを証明してみせている。

 

■ムロツヨシや佐藤二朗のポジションで独壇場か

 

『銀河の一票』で、硬軟どちらも高いレベルでアウトプットできる野呂の演技力を確認したドラマ業界人たちが、彼女主演の作品を企画立案したくなるのではないか。そうなれば “役者・野呂佳代” の天下がやってきてもおかしくはない。

 

 誤解を恐れずに分析していくと、一般人離れしたスレンダー体型で主演を張っている女性俳優は山ほどいるが、“市井に生きる年相応の40代女性” を演じられそうな主演級の女性俳優はかなり希有だろう。

 

 どこにでもいそうな中年女性を等身大で演じられるというのが、野呂の最強のストロングポイントであり、男性俳優で言うと “コメディに強いバイプレイヤー” から主演級にのし上がってきた、ムロツヨシや佐藤二朗が似たポジションかもしれない。だが、そのポジションの主演級女性俳優は日本のドラマ業界においてブルーオーシャンだ。

 

 付け加えるなら、野呂には周囲を明るくする “陽” のパブリックイメージがあり、そういった雰囲気は視聴者もポジティブな気分にしてくれるので、ドラマの主人公向きでもある。

 

 要するに、“身近にいそうな親近感がわく40代女性” を主人公にした作品では、主演俳優として引っ張りだこになり、野呂の独壇場になるなんてことも。

 

 ――今夜放送の『銀河の一票』第4話では、あかりが都知事選に本格参戦していくことになるだろう。あかりが都知事に当選できるかはまだわからないが、本作を足がかりに野呂が天下を取る可能性は十分ありそうだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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