
番組に出演していた所ジョージ
5月11日、バラエティ番組『世界まる見え! テレビ特捜部』(日本テレビ系、以下『世界まる見え』)で、12歳の少女の「児童婚」について紹介された。しかし、この企画を放送する際の演出に疑問を持たれている。
紹介されたのは、イランに古くから残る風習に立ち向かう14歳の男の子・アミールくんに密着したもの。
「37歳の男性の妻が他界し、3歳の息子が残されたことで、男性は亡くなった妻の双子の妹のどちらかを後妻にしたいと言い出し、村全体で応援するような動きになったのです。ただ、双子はまだ12歳のため、2人の兄であるアミールくんが男性を思いとどまらせようと奮闘する内容でした。
イランでは、法律上の結婚可能な年齢は男性が15歳、女性が13歳で、保護者と裁判所の許可があれば、女性は8歳9カ月から結婚できますが、児童婚は国際的に問題視されている現状があります。しかし、番組は終始軽妙なナレーションで、MCの所ジョージさんをはじめ、スタジオ出演者は笑って視聴していたため、SNSで物議を醸したのです」(芸能記者)
児童婚というテーマとスタジオの反応の差が際立つ形になった。放送後のXでは、
《児童婚が問題というのは当たり前すぎて、そんなことよりも番組の編集が気持ち悪すぎ》
《世界まる見えの児童婚のやつ、編集もスタジオの演者も全部キモすぎた…。何笑ってんのマジで…》
《前から世界まる見えってこういうのあって、割と深刻な問題なのにスタジオのノリが軽すぎるなと思ってた》
など、番組の編集に不満を抱く声が聞かれていた。
「まだ幼い妹たちは、結婚する感覚が理解できておらず、アミールくんが必死に説得するも、理解を得られず、喧嘩になってしまう場面もありました。しかし、映像が流れている間、ワイプに映った所さんやゲスト出演したDa-iCEの花村想太さんらが『あれ?』『ありゃりゃ』と笑ったり、ほかの出演者も『え~!』とリアクションしていたのです。
こうした演出はバラエティにありがちですし、『世界まる見え』で紹介する“異国の文化の映像”と相性もいいのでしょう。しかし、今回のテーマに関しては、番組がおもしろおかしく取り上げる“軽ノリ”のような印象を抱く人もいたようです」(前出・芸能記者)
『世界まる見え』をはじめ、多くのバラエティ番組を放送する日本テレビ。ただ、今回のように、番組の編集が疑問視されたケースは過去にもあった。
「正月の『箱根駅伝』放送後、選手や競技の裏側を紹介する密着特別番組を放送するのが恒例です。ただ、2026年1月3日の『完全密着! 箱根駅伝204台のカメラがとらえた 歓喜と涙の舞台裏』では、競技の裏側を紹介する際、MCの『南海キャンディーズ』山里亮太さんや本田翼さんらが話す声が入り、SNSで《ワイプのしゃべり声と笑い声いらない》と厳しい声があがりました。
『世界まる見え』でも、かねてからシリアスな話題で、こうしたワイプ演出が多用されることに疑問を抱く視聴者もいたようです。今回、改めて、日本テレビと視聴者の“感覚のずれ”が際立ってしまったのだと思われます」(同前)
30年以上にわたって、世界各国で放送された番組を紹介するスタイルでお茶の間に親しまれてきた『世界まる見え』。その伝え方にも注意が求められそうだ。
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