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日曜劇場『GIFT』視聴率が危険水域に…主役級俳優の “大渋滞” で陥ったジレンマ、やっぱり山口智子と玉森裕太はいらないのでは?

芸能 記事投稿日:2026.05.17 11:00 最終更新日:2026.05.17 11:02

日曜劇場『GIFT』視聴率が危険水域に…主役級俳優の “大渋滞” で陥ったジレンマ、やっぱり山口智子と玉森裕太はいらないのでは?

ドラマの本筋にからまない山口智子

 

 日曜劇場として考えると、視聴率はもはや “危険水域”。堤真一主演で「車いすラグビー」を題材にした『GIFT』(TBS系)が、かなり苦戦を強いられている。

 

 天才宇宙物理学者・伍鉄文人(堤)は車いすラグビーには無縁だったが、ひょんなことがきっかけで車いすラグビーの弱小チーム「ブレイズブルズ」のサブコーチになり、日本一に導いていくという物語。

 

 5月10日(日)放送の第5話では、対戦したチームに惜敗を喫したものの、ブレイブブルズの結束力や実力はだいぶ高まっており、日本一への光明が差し込んだ形で第一章が完結した。

 

 だが視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)はかんばしくない。

 

 初回から第5話までの世帯視聴率は9.4%、8.7%、8.5%、6.8%、6.9%と推移。世帯では二桁視聴率をキープすることが多かったこれまでの日曜劇場作品と比べると、6%台が出てしまっているのは悪い意味でめずらしい。ちなみに、個人視聴率も5.7%、5.3%、5.0%、4.1%、4.3%と低空飛行になっている。

 

 昨今は配信で視聴するドラマファンも多いが、TVerのお気に入り登録数は67.7万(5月15日現在)で、ヒットの指標となる100万登録にはほど遠い。見逃し配信で大きな話題になっているわけでもないのだ。

 

■2軍にも個性強めなナイスキャラが多いのに

 

 本作が苦戦しているのは、そもそも車いすラグビーという題材自体が視聴者の琴線に触れにくいという根本的な原因がありそうだが、主役級俳優の “大渋滞” も一因なのではないか。

 

 主人公の堤真一のほか、山田裕貴、有村架純が主要キャラを演じており、人気急上昇中の旬な俳優・本田響矢もキーパーソンを演じている。さらに山口智子が主人公の元妻役、Kis-My-Ft2・玉森裕太が息子役を演じているのだ。

 

 ドラマ主演経験者が多い豪華な布陣となっているのだが、山口や玉森が演じているのは車いすラグビーに直接は関係のないキャラということもあり、競技の掘り下げや選手の掘り下げが甘くなってしまっている感が否めない。

 

 選手で個別のエピソードまでしっかり描かれているのは、山田演じるエース、本田演じるスーパールーキー、若手俳優の越山敬達演じる最年少選手の3人ぐらい。

 

 個人的には、第2話で描かれたブレイズブルズ内の「マジ派」(1軍)と「レク派」(2軍)の対戦が非常におもしろく感じたので、「レク派」選手をもっとフィーチャーしてもらいたいのだが、なかなかスポットライトが当たらず。「レク派」には個性強めのナイスキャラが揃っているのにもったいない……。

 

 山口と玉森が悪いというわけではないが、この登場人物2人を削っていれば、もっと各選手を掘り下げられたのではないか。

 

■主人公の人間ドラマに厚みを出せていない

 

 山口と玉森が演じているのは元妻と息子なので、すなわちこの2人の役割は主人公の人間ドラマに厚みを出すことだろう。

 

 ドラマにおいて、主人公の個人的なエピソードを描いて掘り下げていくのは、当然ながら大切なこと。普通に考えれば、主人公の家族が物語に絡んでくるのは悪いことではないが、要するに優先順位の問題なのだ。

 

 車いすラグビーに直接関係のない家族とのエピソードに尺を費やすことで、競技や選手への掘り下げが甘くなるジレンマに陥ってしまっている気がしてならない。

 

 主人公を掘り下げるのは重要だが、車いすラグビーと関係のない家族キャラを出して描くのではなく、選手たちとの交流や衝突をつうじて主人公の過去や性格を描いていってもよかったのではないか。

 

 制作陣としては、マイナースポーツである車いすラグビーに比重を置きすぎると、視聴者がついてこなくなるかもしれないと懸念した可能性もあるだろう。

 

 そこで車いすラグビーにあまり関係のない役柄で山口&玉森という主演級俳優をキャスティングし、ホームドラマ的なエッセンスを加えたかったのかもしれないが、結果としてその思惑が裏目に出てしまったのかもしれない。

 

 今夜放送の第6話から第二章がスタート。視聴率の推移をみるとだいぶ脱落してしまったドラマファンが多いようだが、ここから離れていった層を引き戻せるような激熱展開があるのか。期待したい。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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