俳優のムロツヨシ
4月下旬。ゴールデンウィークを目前に控え、少しずつ夏の気配が漂い始めた沖縄・宮古島に、ひときわ目を引く人物の姿があった。
マスクとサングラスで顔の半分以上を覆っているが、トレードマークである白髪交じりのモジャモジャ頭は隠しきれていない。法被のような羽織りを身にまとい、手にはギターが握られている。早朝の静かな街を悠然と歩いていたのは、俳優のムロツヨシだ。
そのまま駐車場の方向へ向かった彼は、停めてあったレンタカーに乗り込むと、地元住民かのような慣れたハンドルさばきで、目的地へと走り去っていった。
「現在、宮古島周辺では、吉高由里子さんとムロツヨシさんが夫婦役で共演するNetflixの新ドラマの撮影が大々的におこなわれているんです」
そう明かすのは、あるドラマ制作会社のスタッフだ。
「NHK大河ドラマ『光る君へ』なども手がけた、大石静さんが脚本を担当する完全オリジナル作品です。かつて音楽を通じて運命的な恋に落ちたものの、結婚15年が経過してすっかり冷め切り、離婚しようとする夫婦を描くラブコメディです。
離婚寸前、昔のバンド仲間が襲撃されたことで2人にも命の危険が迫り、急遽、沖縄の離島に保護され無理やり共同生活が再開する、という一風変わったストーリーです。ムロさんは元バンドマンの夫役なので、ギターを持っていたのは撮影か役作りの一環でしょう」
4月中旬から5月下旬にかけて、宮古島や近くの伊良部島を舞台に、足かけ2カ月に及ぶ長期間のロケが組まれているという。
「島民役や観光客役、さらには島の自警団役まで、連日のように大量のエキストラが動員されている一大プロジェクトです。吉高さんにとっては、これが待望のNetflix作品初出演になります。ムロさんという変幻自在な役者を相手にどんな新しい顔を見せてくれるのか、業界内でも非常に注目度が高い作品です」(芸能プロ関係者)
過酷なスケジュールでの撮影が予想されるが、座長を務める吉高は南国でのひとときをしっかりと満喫しているようだ。地元住民の間では、こんな目撃談が飛びかっている。
「地元で人気の焼肉屋さんで夕飯を食べていたら、突然、吉高さんがスタッフ数人を連れてやってきたことがあるんです。『なぜここに?』と店内は騒然としていました。いろいろなところでの目撃談が、島じゅうで噂になっています」(宮古島に住む女性)
ドラマのなかでは「倦怠期」を演じる2人だが、撮影への熱意は並々ならぬものがあるようだ。
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