狩野英孝
「1時間弱」は1時間より短いのか、少し超えるのか。「8時10分前」は7時50分なのか、8時10分の直前なのか。
何気なく使っている時間表現をめぐり、若者と大人の“感覚のズレ”が、ネットで論争になっている。
「きっかけは、狩野英孝さんが5月17日までに更新したYouTubeチャンネル『EIKO!GO!!』の動画です。スタッフが狩野さんに日常的な時間表現の認識を確認し、“世間の常識”とのズレを検証する企画でした」(芸能記者)
たとえば「1時間弱」。狩野は「1時間とちょっとだと思っていた」と回答したが、一般的には「50分から55分」程度を指すとされるという。
「1時間強」についても、スタッフが「1時間5分から10分まで」と説明すると、狩野は「今ひとつ納得いってない」と反論。自身は「1時間半」と解釈していると明かした。
この時点で、視聴者の間でさまざまな指摘が入りそうな展開だが、さらに議論が沸騰したのが「8時10分前」の解釈だった。
「狩野さんは迷わず『僕の中では7時50分!』と答えました。多くの大人世代にとっては、これが自然な解釈でしょう。ところがスタッフによると、若い世代では『8時10分の直前』、つまり『8時8分、9分ごろ』を指すと受け取るケースもあるというのです」(同前)
これを聞いた狩野は「8時10分の、前……」と戸惑いながら、「言ってる意味は分かります」と一定の理解を示した。だが、待ち合わせや仕事の集合時間でこのズレが起きれば、笑い話では済まない。
Xでは
《相手を思いやるという気持ちがあれば、7時50分になります》
《ただの遅刻の言い訳やろ》
《ニュアンスで変わってくるので日本語ってムズカシイ》
など、さまざまな声が寄せられている。前出の記者は、こう語る。
「若い世代はスマホで正確な時刻を常に把握しているため、『8時10分の直前』という解釈をしやすい。世代によって頭の中の時計の刻み方が違う、と考えると面白いですね」
さらに動画では、「朝イチ」「午後イチ」「夕方」といった曖昧な表現や、「待ち合わせに少し遅れます」の“少し”が何分を指すのかについてもトークが展開された。狩野は“少し”を「5分」と回答し、10分以上遅れる場合は“少し”とは言わないという自身のルールも明かしている。
「しかし、ここにも新たなズレは潜んでいます。5分なら“少し”なのか、10分ならもう“遅刻”なのか。人によって感覚が違う以上、曖昧な言葉に頼れば頼るほど、勘違いしかねない場面は増えていきます」(同前)
もはや「1時間弱」も「8時10分前」も、誰もが同じ意味で受け取る時代は終わったようだ。ただそれは世代間ギャップというより、日本語そのものが、スマホに揺さぶられているともいえるだろう。
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