カルビーは「ポテトチップス」などのパッケージを白黒にすることを発表した(写真・時事通信)
「カルビーは過剰反応だ。報道されて他社も不安になる」「売名行為だ」
5月20日、朝日新聞が、ナフサを原料とするインクの調達が不安定になったとして、食品大手のカルビーがポテトチップスなど、計14商品のパッケージを白黒にすると発表したことについて、政権幹部が冒頭の言葉で同社を批判したと伝えている。
「同紙は《政府が強く警戒するのが、資源不足への不安が社会に広がり、国民生活や経済に悪影響を及ぼすこと》《不満が広がれば、矛先が政権に向かいかねない》と、発言の背景を書いています。
高市早苗首相は、国会答弁でも『ナフサの総量は足りている』と強調しますが、ホルムズ海峡の封鎖がいつ終わるのか見通せないことから、企業も防衛策を講じずにはいられません。国民も、高市首相の『足りている』という言葉が、だんだん信じられなくなってきているのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
この「売名行為」報道に、Xでは
《なんでカルビーほどの企業がいまさら売名すんねん》
《もはや企業に圧力をかけようという姿勢を隠しもしない》
など、政権へのツッコミが殺到。さらには、コメンテーターや芥川賞作家ら、文化人からの批判も相次ぐ事態となっている。
「5月20日には、『ひろゆき』こと実業家の西村博之氏がXで、政権によるカルビーへの対応について《ヒアリングに従わないと、メディアを通して罵倒される模様》と苦言を呈しました。翌21日にも《ナフサ生成物のエチレン・プロピレン・ベンゼン等をどこの会社が売ってるのか教えるコールセンターを政府がやればいい予感。足りない会社は連絡すれば商品が見つかる》《在庫がある会社を知らないのに「ナフサは足りてる」と言ってるなら、嘘つきだよ》と投稿し、カルビーを一方的に批判する政権に疑問を呈しています。
また、芥川賞作家の平野啓一郎氏も5月21日に《言うに事欠いて「売名行為」とは》と記し、同じく芥川賞作家の柳美里氏も5月21日に《カルビーの白黒パッケージは「売名行為」なのか?》と題して《カルビーは、苦しい「現実」を「見える形」にした。政府主導のヒアリング(密室)で苦境を語ることは許される。だが、その内容をマスコミに明らかにしたり、パッケージ変更のように社会に「見える形」にした瞬間、「売名行為」だと政府に批判される》と、それぞれが自身のXに投稿しています」(文芸担当記者)
政権の強権的な姿勢に、文化人からも声があがり始めているようだ。
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