
『週刊少年ジャンプ』を発売する集英社(写真・共同通信)
『週刊少年ジャンプ』の“裏事情”を、現役漫画家が暴露。その衝撃告白が波紋を広げている。
「暴露したのは荻野ケンさんです。11年前にジャンプ編集部から受けた“衝撃要求”を、自身のXで赤裸々に明かしたのです」(芸能記者)
発端は5月18日。『週刊少年ジャンプ』を中心に“打ち切り文化”や連載競争を語るXアカウント『とうま』が、荻野氏の過去作『レディ・ジャスティス』について投稿したことだった。同作は2015年25号から41号まで連載された作品で、超能力を持つ女子高生ヒーローが悪と戦う“日本産アメコミ”の作品。だが連載はわずか4カ月・全16話、単行本も2巻という短命に終わっている。
「『とうま』は、“エロを描きたい情熱で始まったが撃沈した作品”として紹介していましたが、翌19日、荻野さん本人が引用リポストし、“実は逆だった”と暴露したのです。
《骨太女子ヒーローを描きたくて、エロはスパイス程度に と思っていた》
と本来の構想を説明。さらに《編集部に「女主人公ならエロをメインにしないと載せない」と言われて 渋々描いてました・・・》と、編集部から“エロ路線”を強く要求されていたことまで明かしたのです」(同前)
つまり、作者が本当に描きたかったヒーロー漫画ではなく、“編集部が売れると思ったエロ路線”へ無理やり寄せられていたという告白だ。実際、同作のヒロインは胸元を強調した露出度の高いスーツ姿で、戦闘のたびに衣装が破けるなど、お色気描写が入っていた。
この告発にXでは、
《あの時代にエロ必要だったかな》
《なんて了見の狭い編集なんだ…》
と、担当編集者のセンスを疑問視する声が上がる一方、
《作者の描きたい物より売れる物が優先されるのは漫画の常》
と、編集と作家の関係性をめぐる議論も巻き起こっている。漫画業界に詳しい出版関係者はこう語る。
「ジャンプは読者アンケート至上主義。順位が悪ければ即打ち切りの世界です。編集者も“売れる型”に寄せたくなる。ただ、問題は作家の武器を伸ばすのではなく、“編集が考えた正解”を押し付けてしまうケース。結果、作品の個性が死ぬこともある。『レディ・ジャスティス』は“骨太ヒーロー路線”と“エロ売り”が噛み合わず、中途半端になってしまった印象がありますね」
ちなみに荻野氏は先の投稿に続けて、現在の漫画界に対する本音も吐露している。
「彼は《今のジャンプはエロ無しでも女主人公を描かせてもらえて羨ましい》と現在との変化を指摘。
また、同作の読み切り版が、同じヒーローものの漫画でアニメ・映画もヒットした『僕のヒーローアカデミア』より先にジャンプに掲載されていたことも明かし、《連載ネームを描いている途中で ヒロアカの連載が始まって、担当と一緒に「何で今・・・」と 頭を抱えていました》と振り返っています」(同前)
本誌『SmartFLASH』は集英社の「ジャンプ編集部」に対し、荻野氏の発言内容の真偽や当時の編集方針について見解を求めたが、期日までに回答はなかった。回答があり次第追記する。
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