
西野亮廣(2022年3月)
6月1日、インフルエンサー・お笑い芸人として活躍するキングコング・西野亮廣が自身のXを更新。あるテレビ番組から “陰口演出” について相談を受けたことを明かし、現在のSNS時代ならではのリスクについて私見をつづった。
「西野さんは《とあるテレビ番組から、「西野さんがいないところで、西野さんのことを悪く言うノリ(ミニコント?)を仕掛けてもいいですか?」という連絡がマネージャー経由であったのだけれど》とテレビ制作側から “陰口演出” について事前確認があったことを明かしました。
自身については全然構わないとしつつ、《たぶん今は、そのノリに付き合わされるタレントさんが損する(下手すりゃタレント生命に関わる)から控えておいた方がイイと思いますよ》と助言し、出演者側への悪影響を指摘。
さらには、《テレビスタッフって、なんでタレントに悪口を言わせたがるんだろ?》とも投稿しています。バラエティ番組では定番だった “イジり” 文化について、あらためて疑問を呈しました」(スポーツ紙記者)
Xでは、西野の投稿をきっかけに、テレビ業界の演出そのものへ疑問の声が広がった。
《例のあの騒動で何も学んでいないですね。とんでもない業界だ》
《その場の笑い欲しさに、その芸人の後のことまで考えてないんでしょうかね…》
《昔は演出で済んだものが、今は切り抜きで一生残る時代だからね》
旧来から続くバラエティ演出に対し、SNS時代ならではの危うさを危惧する声も少なくない。放送作家がこう話す。
「実際、最近ではタレントの “あのちゃん” ことあのさんが、番組内での “嫌いな芸能人” トークなどをめぐって炎上し、レギュラー番組の降板を申し出るケースがあったばかりです。
かつてのテレビでは、本人がいない場所で特定のタレントをイジるという演出は定番でした。しかし現在は、SNSやショート動画によって一部分だけが切り抜かれ、番組全体の流れを知らない視聴者にも瞬時に拡散されてしまいます。
結果として、“ただ単に陰口を言っている人” に見えてしまい、出演者が批判を浴びるケースも珍しくありません」
さらに、今回、「事前に本人に確認を取っているから問題ない」という制作側の感覚そのものにも疑問が生じている。
「制作側としては、なにか問題が生じた際、本人に許可を取っているから大丈夫という認識だったのでしょう。しかし、視聴者から見れば、事前確認の有無は関係なく、陰口を笑いに変えようとしている構造自体は変わりません。むしろ、あらかじめ断りを入れることで “配慮しているつもり” になってしまいかねません」(前出・放送作家)
テレビ側の “笑いの作り方” そのものが問われる時代になっている。
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