
サッカー元日本代表でタレントの前園真聖
6月4日、テレビ東京が定例会見を開き、現在放送を休止している同局の人気番組『旅バラ・バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』について、再開に向けて本格的な準備に入りたいという意向を示した。このことが波紋を呼んでいる。
「番組では、2月末のロケ中に、元サッカー日本代表の前園真聖さんがブランコに乗って靴を飛ばすチャレンジをおこなっているときに、転倒して全治6カ月の大けがを負いました。
番組公式サイトでは、《事故は番組内の『ミッション』と称されるゲームにおいて、出演者サイドがミッションの危険性等を指摘し、内容の変更を求めていた状況で発生したものです》と、出演者側が企画の安全性に疑問を抱いていたと記されています。
そのため、番組が出演者に無理を強いる制作体制だったのではないかと批判を受けたのです」(スポーツ紙記者)
会見では、再発防止や制作ガイドラインの徹底、安全に配慮したロケの進行などをおこなうと表明されている。X上では《身体張らない系のミッションになるだろうね》といった声が聞かれるが、《これを機に元のゆるゆる路線に戻してほしい》といった意見も並ぶ。
こうした声が聞かれる理由を、放送作家が指摘する。
「『バス旅』シリーズはもともとは2007年にはじまった『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』に始まります。
俳優の太川陽介さんと漫画家の蛭子能収さんが出演し、太川さんがとにかくワガママな蛭子さんに振り回される場面が人気を集めました。魚嫌いをはじめ偏食の蛭子さんが “ご当地グルメ” を食べないなど、2人のキャラが存分に発揮されていたのです。
テレ東らしい “ゆるい” 番組として人気があったので、コアなファンとしてはこのころのノリに戻ってほしいと考えるのでしょう」
『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』は、2019年に『太川蛭子の旅バラ』としてレギュラー番組化されるも1年で終了。その後、2020年からは “対決” を前面に押し出した企画として不定期に放送されるようになる。
「蛭子さん・太川さんコンビ時代も時間制限はありましたが、“対決” が強調されはじめたことで、番組は “ハードモード” になっていきます。バス路線が廃止や減少で待ち時間が長い場合、出演者に長距離を歩かせることも常態化していました。
番組を再開させるにしても、対決を煽らない形で実現できるのかは疑問符がつくところです。とはいえ、『バス旅』はテレ東にとって人気コンテンツのため、即座の打ち切りも選択できないのでしょう」(前出・同)
どのような形になるかは定かではないが、出演者への無理強いだけはやめてもらいたいものだ。
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