
月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ系)に出演した、宇宙飛行士の野口聡一氏。画像はドラマ公式Xより
現在放送中の月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ系)に、宇宙飛行士の野口聡一氏のサプライズ出演が話題となっている。
同日に更新された番組のオフィシャルSNSアカウントでは《柏木道則 役#野口聡一》《JAXA有人宇宙技術部宇宙医学グループセンター長を演じてくださいます》と告知された。野口氏の出演は15日の放送回に予定されている。
「『サバ缶、宇宙へ行く』は、福井県の高校生と教師たちが地元の名産品であるサバの缶詰を宇宙日本食として認証させるまでの軌跡を描いた作品です。新人教師の朝野峻一役を俳優の北村匠海さん、ほかに出口夏希さんと黒崎煌代さんが主要な役どころを演じています」(スポーツ紙記者)
だが、X上では冷めた声も少なくない。
《野口聡一さん、本人役じゃないのか…》
《宇宙でサバ缶を食べた宇宙飛行士は野口さんなんだし、何でご本人役の出演じゃないんだ…と言いたい》
最近のドラマでは、こうした“サプライズ出演”が話題になることも多いが、必ずしも好意的に受け取られるわけではないようだ。芸能記者が語る。
「代表的なものは、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』ですね。江戸時代のメディア・エンタメ産業を作り上げた蔦屋重三郎を取り上げたため、有吉弘行さんや爆笑問題さん、芋洗坂係長さんなどお笑い芸人のサプライズ出演が相次ぎました。しかし一部の視聴者からは、この“サプライズ感”がノイズに感じられたのか、『べらぼう』の時も不満の声があがりました」
では、今回の野口氏に関するキャスティングはどうだろうか。『べらぼう』の時とは少し事情が異なるようだ。
「野口さんは実際に2020年に国際宇宙ステーションで、サバの缶詰を食した人物として知られるため、話題性としては十分のキャスティングではあるでしょう。実際視聴者からも、野口さんの演技に違和感を持った、という声は聞こえてきません。
ただ、野口さんが演じるのはJAXA(宇宙研究開発機構)の職員役です。番組のオフィシャルウェブサイトでは《福井県の高校生や先生たちが長い時間をかけて挑戦してきた歴史がグッとつまったドラマ》《視聴者の皆様にも高校生たちと同じように宇宙への夢を膨らませて見ていただけたらうれしいです》と、野口さんのコメントも紹介されています。サプライズ出演を仕掛けるならば、本人役での出演でも良かったのではないでしょうか。一部の視聴者は、キャスティングそのものよりも、配役にがっかりする人もいたようです」(前出・芸能記者)
『サバ缶、宇宙へ行く』は事実をもとにしているものの、あくまでもフィクションだ。そこに野口氏を別人役で絡ませる必要はあったのか、疑問が残る展開となった。
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