石原良純
6月8日、タレントの石原良純が『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演。その際の発言が思わぬ波紋を広げている。
「番組では、高市早苗首相陣営をめぐる誹謗中傷動画の作成・拡散疑惑が取り上げられました。月曜コメンテーターとして出演している石原さんは、『中傷動画がどういうものなのかがわからないんでアレなんですけど』と前置きした上で、『選挙に違反することなんですか? どうなんですか?』と、この日出演していた猿田佐世弁護士に問いかけたのです」(スポーツ紙記者)
これに対し猿田弁護士は、「確実に犯罪ですと言い切れるわけではない」としながらも、「利害誘導罪など公職選挙法に当たる可能性がある」と説明した。
ところが、その後の石原の発言がさらなる物議を醸した。
「石原さんは『中傷動画って、個人が嫌いだから、俺はアイツのことが……ってやる人って実際いるじゃないですか』とコメント。受け取り方によっては問題を“軽く”捉えているようにも聞こえるような発言をしたのです」(同前)
“中傷動画疑惑”は、『週刊文春』の記事から始まった。
「総裁選や衆院選で、高市首相の公設第一秘書が対立候補らへの中傷動画の作成・拡散を依頼していたという内容です。秘書と動画作成者のやり取りとされる音声データも報じられていますが、高市首相は『秘書本人かどうか、あのような音声をもとに判断することは難しゅうございます』と真っ向から否定しています」(全国紙記者)
そこで飛び出した石原の発言に、Xでは違和感を覚える人が続出。
《良純はわざと頓珍漢な事を言ってるのか?》
《相手を中傷するのは違反でしょうに?》
など辛辣な声が相次いだ。石原の「選挙に違反することなんですか?」という発言に加え、組織の疑惑を個人の問題に矮小化するようなニュアンスが反発を招いたのだろう。
政治担当記者はこう語る。
「『個人の悪意』と『組織的関与』はまったく別問題です。もちろん現時点では全容が判明しておらず、違法性についても調査や検証を待つ必要があります。しかし、もし首相陣営が選挙戦の中で対立候補への中傷動画の作成や拡散に関わっていたのであれば、単なるネット上の誹謗中傷では済まされません。選挙の公正性そのものに関わる話だからです」
皮肉なのは、政府与党自身がこの数年、ネット上の誹謗中傷対策を強く推し進めてきた点だ。
「政府は2022年に侮辱罪を厳罰化し、昨年にはSNS事業者に削除対応の迅速化を求める法律も施行しました。だからこそ、もし首相陣営が中傷動画の作成や拡散に関わっていたとすれば、民主主義の根幹を揺るがす問題です。退陣に追い込まれる可能性もあります」(同前)
まさか今回の疑惑を、高市政権側も石原のように“軽く”捉えているわけではないだろうが……。
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