
ミュージシャンの土屋昌巳(写真・土屋のオフィシャルサイトより)
宇都宮に出没したクマをはじめ、野生動物による被害が相次ぐなか、人間と自然の共存について問題提起したミュージシャンの発言が波紋を広げている。
「ロックバンド・一風堂のリーダーでミュージシャンの土屋昌巳さんです。野生動物の『駆除』や『処分』という言葉をめぐる私見が、大きな反響を呼んでいるのです」(芸能記者)
6月9日に自身のXを更新した土屋は、《個人的な所見》と前置きしたうえで、《どんな生命に対しても『駆除』とか『処分』という表現はとても嫌だなと思います》と私見をつづり、《人間が当たり前に上位にいるような、傲慢な表現に感じます》と投稿した。
「さらに彼は翌10日もXを更新。《よく読んでいただければおわかりいただけると思いますが、僕は言葉のお話をしているのではありません》と前置きしながら、『駆除』や『処分』という表現の背後には、人間たちが自分だけが生きやすい世界にしてしまった“驕り”があると指摘。前日の投稿はクマに限らず、植物や自然を含め、人間が自分たちに不都合な存在を軽んじ、犠牲にしてしまう姿勢そのものへの問題提起だと説明したのです」(同前)
さらに《僕自身、人間としてとても恥じているだけのことです》と、人間の一人として猛省する思いも明かしている。
Xでは
《全く同意でございます》
と共感の声が寄せられる一方、
《肉や魚を食べていること自体が「傲慢」なのではないでしょうか》
などと異論も寄せられ、賛否が割れている。
長年にわたり音楽シーンの第一線で活躍してきた土屋。そのキャリアについて芸能プロ関係者はこう語る。
「土屋さんがリーダー、そしてボーカルとギターを務める一風堂は1979年結成。1982年にカネボウのCMソング『すみれ September Love』が大ヒット。同曲は1997年にビジュアル系バンド・SHAZNAにカバーされ再びヒットしたことでも知られています。
さらに、土屋さんは英国のロックバンド・JAPANのワールドツアーにサポートギタリストとして参加したほか、BLANKEY JET CITYやGLAYのプロデュースも手がけるなど、日本のロックシーンを支えてきた存在です」
そんな土屋がXで世間の風潮に一石を投じるのは、今回が初めてではない。
「土屋さんは2024年9月、LUNA SEAのRYUICHIさんのボーカルが“口パク”だと批判された際にも、自身のXで約1500文字に及ぶ長文で反論。《当日会場にいた僕が目にしたのは、今できる限り、全力を振り絞って歌いきるRYUICHI君でした》と、自らの目で見た事実をもって擁護したのです。
世間の批判に流されず、誰かを攻撃するのでもなく、あくまで《個人的な所見》として丁寧に言葉を選ぶ姿勢は、今回も一貫しています。炎上狙いではなく、覚悟を持った問題提起なのでしょう」(同前)
駆除や処分といった獣害問題で使われる概念そのものに異議を申し立てた土屋。彼が思い描く、人間と野生動物が対等に共生する世界とはいったいどのようなものだろうか。
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