
6月12日(日本時間)、「FIFAワールドカップ2026 北中米大会」が開幕した。熱狂の一方で、影を落としているのがチケット価格の異常な高騰問題だ。
ニュース番組『news23』(TBS系)では、6月9日、この価格高騰問題について特集された。
「番組では、決勝戦のチケットの最高額が約560万円、ニューヨークではホテル1泊が10万円超、バスや鉄道の交通費も “便乗値上げ” で割増料金になると紹介されました。
このVTRを受け、小川彩佳キャスターは『ちょっとさすがに高すぎませんか?』とドン引き。『ちょっともう、富裕層のための大会になってしまっていますよね』と心境を吐露しました」(スポーツ紙記者)
こうした小川の懸念に対して、X上では、
《世界がおかしなことになってしまっとるんよな》
《プレーそのものよりも周辺の状況の方が気になるワールドカップは初めてかもね》
とさまざまな声が寄せられている。これについて、スポーツビジネスに詳しいジャーナリストがこう指摘する。
「価格高騰の最大の要因は、FIFAが今大会から初めて導入した『ダイナミック・プライシング』です。需要に応じてチケット価格がリアルタイムで変動する仕組み。公式サイトでの転売も容認しており、売り手と買い手の双方から15%の手数料が入るため、FIFAの収益も膨らむ構造になっています」
こうしたチケットの高騰により、弊害も生まれているという。
「アメリカとパラグアイの初戦では、チケットの高騰により、数千枚売れ残っていると報じられました。W杯を楽しみにしてきた熱心なファンが締め出されれば、スタンドの熱気というW杯最大の魅力を自ら失うことになりかねません」(同前)
世界を1つに結ぶための架け橋が、逆に世界を分断している状況。もはや高級イベント化は止められないのか……。
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