
ガッツ石松さん(写真・共同通信)
6月11日、元プロボクサーで俳優、タレントとして活躍したガッツ石松さんが、2日に肺炎のため亡くなっていたことを所属事務所が公表した。76歳だった。
ガッツさんといえば、バラエティ番組などで見せる “天然ボケ” のキャラクターで知られた。『エンタの神様』(日本テレビ系)では、お笑い芸人のはなわがガッツさんを取り上げて話題となった。ガッツさんの訃報を受け、はなわはXを更新。《僕にとってガッツさんは、芸能界のお父さんのような存在でした》と振り返っている。
だが、X上では、ガッツさんの異なる顔に注目した声も見られる。
《亀田父氏とやくみつる氏が生放送でもめた時のガッツさんは知的で冷静だったよね。あれが本当の元世界チャンピオン ガッツ石松だと思い知らされた》
《テレビではおバカ天然キャラ扱いだけど、本当は頭がいいんだなと思ったシーンだった》
《やくみつるのことも注意するなど冷静にふたりを諭してる姿はかっこいいと思いました。あれからガッツさんに対する自分の印象が変わったかもしれません》
ガッツさんの存在感を印象づけたのは、2006年8月7日放送の『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)での一幕だった。
「当時はボクシングの亀田三兄弟がフィーチャーされていましたが、そのやんちゃな言動から “アンチ” も少なくありませんでした。
8月2日に長男の興毅さんがWBAライトフライ級世界タイトル戦で判定勝利しますが、疑惑の勝利といった批判があがります。そこで、7日にアンチ亀田派の急先鋒だった漫画家のやくみつるさんと、亀田三兄弟の父親でトレーナーだった亀田史郎さんが生放送で直接対決する運びとなりました」(スポーツ紙記者)
同対決で、やくは派手なシャツにサングラス姿の “チャラい” 格好で現れ、史郎氏に向かってタコ糸を投げつけ、子どもを縛っておけと挑発。怒った史郎氏の顔が映し出されるなど、一触触発の事態となる。
「やくさんとしては、あえて無作法に振る舞うことで、亀田三兄弟がやっていることはこういうことだと知らしめたかったようです。ただ、その場にいたガッツさんは『この場でやっちゃだめだ』と、やくさんをたしなめるコメントを残しています。
さらに、声を荒らげる史郎さんに対し、ガッツさんが元プロボクサーの立場から冷静に議論を取り仕切ったのです」(同)
ただ一度の機会ながら、多くの視聴者にとって、ガッツさんのふだんと異なるイメージが印象づけられる放送となった。
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