ビートたけし
老後の住まいや老人ホームでの暮らしをめぐる、ビートたけしの発言が議論を呼んでいる──。
6月14日、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)では、高齢者の住まい探しの特集回が放送された。65歳以上で賃貸住宅を探した人の約3人に1人が年齢を理由に入居を断られたという調査結果が紹介され、実際に貸し渋りを経験した高齢者や、住まい探しを支援する団体にも取材していた。
その流れで話題は民間の老人ホームへ。月10万円から30万円ほどの費用がかかるケースもあると紹介されると、たけしは「老人ホームをこの間ちょっと見に行った」と自身の体験を語り始めたのだ。
「たけしさんは入居費について『ホント金高いんだよね』と驚きを口にした一方で、『高級老人ホームっていわれるところでも、1つの村社会があってそこを牛耳るヤツがいる』と説明。さらに食事やレクリエーションでも『全部派閥ができちゃってる』と語り、『嫌だなと思った』と、人間関係への不安を明かしていました」(スポーツ紙記者)
さらに死生観についても、「野垂れ死にだと思ってたんだけど、野垂れ死にをさせてくれない」、「ポックリ死にたいよ、そりゃ」と本音を漏らした。
たけしが明かした老人ホームの“リアル”に、X上ではさまざまな反応が寄せられている。
《高級老人ホームはしかもマウントの取り合い半端ない》
《高級老人ホームでも結局、人間関係や派閥からは逃げられない》
という声や、
《長生きするのって幸せのようで実は地獄なのかもしれないな》
《地獄は場所じゃない。人間関係だ》
といった意見も寄せられている。
「老人ホームに入れば穏やかな余生が待っていると思いきや、実際には人間関係や派閥に悩まされる――たけしさんの発言は、多くの高齢者が漠然と抱える不安を代弁したものと言えるでしょう。
とりわけ高級老人ホームだからこそ、入居者同士の経済力や価値観が近く、見栄やプライドもぶつかりやすい側面があるのかもしれません。お金で買えるのは快適な設備や手厚いサービスまでで、人間関係はどうにもならない。たけしさんは、そうした現実を見てしまったからこそ『嫌だなと思った』という本音が漏れたのではないでしょうか」(同前)
もっとも、たけし軍団を率いて多くの軍団員を束ねていた“大将”であるたけしから出る言葉としては皮肉でもある。
「いずれにしても、人が集まる場所には必ず人間関係が生まれる。我々は人生の最後まで“社会”から完全に逃れることはできないのかもしれません」(同前)
改めて、長生きをすることは得なのか、それとも損なのか。たけしの率直な一言は、多くの人に老後の現実を考えさせるきっかけとなったようだ。
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