
倉田真由美さん
漫画家の倉田真由美氏が6月15日、Xを更新。《あまりにも一方的な偏見に驚いた。骨身に染み付いた偏見って、本人も偏見とは気づかないものだが、これはそのパターンかもしれない》とつづった。この投稿には、6月15日の立憲民主党・古賀千景参院議員の、参院決算委員会での動画が引用されている。
古賀氏は委員会で、防衛省が小学校などに配布している冊子について質問。自身が元教師で、教え子にも自衛隊員がたくさんいるとしたうえで「いっぱい苦しんでますよ。でも分かってほしいのは、自衛隊に行く子どもたちって、経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは、自衛隊とかなりませんよ」と発言した。
「古賀氏は、発言が不適切だったことに気づいたのか、直後に『訂正します』と謝罪しました。小泉進次郎防衛相はこの質問に『自衛官の子どもたちへの配慮に欠ける発言。事実誤認』と指摘しました。
古賀氏は2020年まで約30年間、福岡県内の小中学校に臨時講師、教諭として勤務し、2018年から日本教職員組合(日教組)の専門委員、2020年からは日教組の特別中央執行委員を歴任しました。2022年の参院選で初当選しています」(政治部記者)
倉田氏は前出の投稿をした後、Xでさらに《「貧乏な家庭の子が自衛隊員になる」という立憲議員の偏見いっぱい差別丸出し発言には驚いたが、彼女から悪意や悪気のようなものは感じず、「本気でそう思い込んでいたんだろうな」という印象を受ける。悪気ない差別意識というのは根深く、本人は自覚するのが難しい。だからこそ厄介で、問題なのだ》と持論をポストしている。
「ヒゲの隊長」こと元自衛官で前参院議員の佐藤正久氏も、この問題に触れXに投稿。自身が経済的な理由から合格した大学をあきらめ、防衛大への進学を迷った経験があるとしたうえで《「貧乏だから自衛隊へ行く」という偏った見方は、誇りを持って勤務している隊員を侮辱するものであり、決して容認できるものではありません》と批判している。
自衛隊と教育現場をめぐっては、国立・名古屋大学の大学祭「名大祭」で6月13日に予定されていた自衛隊のブースが、急きょ出展中止になったことも話題になった。
自衛隊へ出展を要請したのは学生たちの実行委メンバーで、ブースでは防災知識の紹介などが予定されていた。しかし、名古屋大学職員組合中央執行委員会が12日に声明を発表。《自衛隊の本質が軍事組織であることを覆い隠し、学生や地域住民に対して「かっこよさ」や「安心感」を植え付ける一面的な宣伝活動》だとして中止を求めていた。その後、大学と実行委は安全上の懸念から、自衛隊ブースの出展を中止していた。
国会議員や教育にかかわる人たちとの間で相次ぐ、自衛隊をめぐる騒動。倉田氏の指摘どおり「悪気の無い差別意識は根深く、自覚が難しいからこそ厄介」なのかもしれない。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







