やす子
6月16日夜に関東地方で最大震度5弱の地震が発生した。これを受け、お笑い芸人のやす子が見せた “素早すぎる反応” が、SNS上で賛否を呼んでいる。
地震発生は午後7時46分ごろ。震源地は茨城県南部で、関東各地で揺れが観測され、不安の声が広がるなか、元自衛官として知られるやす子は、自身のXを更新した。
「投稿されたのは地震発生からわずか約5分後でした。やす子さんは《地震強かったですね。皆さん大丈夫ですか?》とフォロワーを気遣ったうえで、《余震に気をつけましょう》と呼びかけました。
さらに、《枕元に靴を置く》《モバイルバッテリーは充電しておく》《今夜はお風呂の水は抜かない》《ラジオを手元に用意しておくと良いかもです》など、災害時に役立つとされる具体的な備えを列挙。
短い文章ながら、すぐに実践できる内容をまとめて発信しました」(芸能ジャーナリスト)
この投稿はまたたく間に拡散され、X上では
《地震への備えを呼びかけてくださるのは大切な事だと思います》
《やす子さん、さすが非常事態に強い》
など、称賛の声が相次ぎました。
「やす子さんは元陸上自衛官という異色の経歴の持ち主で、これまでもテレビ番組やSNSで自衛隊時代の経験を語るほか、防災啓発イベントへの参加や災害時の情報発信でも注目を集めてきました。
現在も即応予備自衛官の立場であり、訓練参加のため番組出演を欠席することもあります。そのため、今回の投稿についても好意的に受け止める声が目立ちました。
しかし、その一方で、地震発生からわずか5分後という “あまりの早さ” に、とまどいを覚えたユーザーも少なくなかったようです」(同前)
実際にXでは、否定的な意見も散見される。
《この早く情報出したから凄いみたいな風潮なんか嫌なんだよな》
《こうしろああしろ言うのはやめてほしい》
もちろん、やす子の投稿自体は一般的な防災知識の範囲であり、危険なデマや不正確な情報を流したわけではない。それでも一部ユーザーが反発した背景には、近年のSNSを取り巻く独特の空気感もありそうだ。
「災害発生時は、自治体や気象庁などの公的機関だけでなく、著名人やインフルエンサーも続々と情報発信をおこなう傾向があります。情報が届きやすくなる一方で、誰が発信するべきなのか、どこまで発言していいのかをめぐる議論も絶えません。
とくに近年は、善意による注意喚起であっても自己アピールに見え、専門家ではないのに指示を出しているように受け取る人もいます。
そのため、内容の正しさとは別に、発信のタイミングや立場そのものが評価の対象になるケースが増えているのです」(防災ジャーナリスト)
防災意識の高さが評価される一方で、「発信すること」自体が議論の対象となってしまった今回の一件。やす子の投稿は、災害時におけるSNSとの向き合い方をあらためて考えさせるものとなった。
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