ローラ
ここ数日、タレント・ローラが語った、バラエティ女王時代の苦悩が、世間の注目を集めている。
ローラは、6月11日に配信されたYouTubeチャンネル「TEDx Talks」の動画に出演。日本人の母とバングラデシュ人の父の間に生まれ、現在に至るまでの半生を振り返った。
16歳のとき、渋谷でのスカウトをきっかけにモデルになり、20歳からテレビの仕事も始まった。大御所にも物怖じしない “タメ口” や、愛嬌のある “おバカキャラ” がお茶の間にうけ、オファーが殺到。「テレビの撮影もすっごい楽しくて、1年に200本以上番組に出ることが何年も続きました」と語っている。
だが、楽しさのあまり、休みも取らずに仕事をし続けていると、突然「朝起きたときにワクワクしなかった」日が訪れたという。
「夜はどんどん眠れなくなり、毎日、強い睡眠薬を飲まないと眠れない状態になり、モデルとして『食べたら太る』という変な先入観で、食べても吐いてしまうのをずっと繰り返す拒食症になった」と、当時の壮絶な日々を語った。
「夜中の強いストレスの歯ぎしりで、歯にいっぱいヒビが入ってしまった。『このままだと割れて危ない』ということで、上の歯をほとんど取ってしまいました」とも告白。
最終的には、人混みで目の前が真っ暗になる「パニック障害」も起きるようになり、「このままでは危ない!」と、自分のことを誰も知らないアメリカへ行くことを決断したという。
「2015年、ロサンゼルスに活動拠点を移しましたが、渡米後もしばらくは心身ともに気力の出ない日々が続いたそうです。『私はいまうつ病になっているんだ』と悟り、『まわりの期待に合わせようと完璧にしすぎてしまって、自分の心の声を無視して、自分自身を大切にできていなかったのかもしれない』と気づいたといいます。
それからは、運動で少しずつポジティブな気持ちを取り戻し、金髪やカラコンをやめ、本来の黒髪に戻って日焼けも気にしないようになった。『ありのままの姿がどんどん好きになっていった』と語っていました」(芸能担当記者)
その後、自分のことをより理解するため、バングラデシュに通って自身のルーツを知った。また、日本の食文化を調べるうちに、日本の食料自給率が低いことを知り、母の故郷・新潟の山奥に移住。現在は農業を学び、米や野菜を育てる日々を発信している。
終始、快活な笑顔を見せながらも、テレビでは決して見せなかった苦悩を語ったローラ。2025年11月に出演した『トークィーンズ』(フジテレビ系)では、テレビで求められるキャラづけによって、心が傷ついていたことも明かしている。
バラエティ番組でのローラといえば、天然ノリの “おバカキャラ” が人気を集めていた。だが、番組内では、「『私っておバカなのかな』とずっと考えて、プライベートでも落ち込んだりしていた。もっと自分を大切にしたかった」と告白。テレビの “キャラづけ” に付き合い続ける苦しさを明かしていた。
同じ放送回で共演していた、バラエティ番組に引っ張りだこのタレント・若槻千夏も、ローラの発言に反応。「話を聞いていて、(私も)ほぼローラだと思った」と話し、「私もおバカタレントでブームが来た人だから。バカなふりをしなきゃいけないモードになったりすると、葛藤しちゃって。その後、仕事を休んだ」と振り返っていた。
若槻も、長い休業を経験したタレントの1人だ。グラビアから始まり、ギャルタレントとして多くの番組に引っ張りだこだったが、仕事のしすぎでメンタルが不調になり、2006~2015年まで約10年間芸能活動を休止している。
「若槻さんは、2025年に出演した『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、当時の芸能界のイジり方がキツすぎたことも理由の一つだと発言。
『20代前半でモテたい時期でもあったのに、信じられないくらいイジられる。まつ毛が長いと “ゴミついてるぞ” みたいな。嫌かも、この人たちって(と思った)』と告白しています。
もちろん、タレントである以上、大なり小なりキャラクターを演じる部分はあるでしょう。ただ、素の自分とのギャップが大きすぎたり、周囲からの当たりが理不尽だったりすると、メンタル面への負荷は大きいようです。
特にローラさんや若槻さんのような “おバカキャラ” の場合、周囲のイジりが前提で成り立つものですから、知らず知らずのうちに相当なストレスがかかってしまうのでしょう」(同前)
自分を大切にできるようになったローラは、いま輝いている。
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