
6月28日、大型音楽特別番組『テレ東音楽祭2026夏』(テレビ東京系)が4時間半にわたって生放送された。番組内で、亡くなった本田美奈子.さんが復活する企画があったが、SNSで議論が交わされているようだ。
2014年に放送されて以降、今回で16回めとなる同番組。2026年は豪華な顔ぶれが並んだ。
「MCは9人組アイドルグループ『Snow Man』の深澤辰哉さんと女優の松本若菜さんが務めました。国生さゆりさんや松本伊代さん、南野陽子さんなど、昭和に人気を博した女性アイドルが多数出演しました。
2005年に亡くなった本田さんは、2025年にデビュー40年を迎えたことを記念して、最新技術によって復活したのです。『1986年のマリリン』を歌唱した当時の映像をAIなどを駆使して、スタジオで歌唱しているように見えるものでした」(スポーツ紙記者)
本田さんは1985年にアイドル歌手としてデビュー後、ミュージカル、クラシックでも活躍し、人気を博したが、38歳の若さでこの世を去った。そんな本田さんが歌って踊る姿が流れ、Xでは
《本田美奈子さんの映像は懐かしさだけでなく切ない気持ちにもなったな》
といった、思いを馳せる人の声が見受けられる。一方で、
《昔の映像そのまま流せ》
《亡くなった方をAIで復活させる歌番組は見たくないな》
など、困惑する声も聞かれ、議論が交わされていた。
「昔の本田さんの映像をスタジオと合成し、歌う本田さんの後ろで出演者が手を叩いてリズムに乗る様子が映っていました。ただ、正面は昔の映像で画質が粗いのに対し、後ろ姿は鮮明で、違和感を持たれたようです。そもそも、本田さんの功績を振り返るのであれば、AIでなくても、過去の映像を流すだけで十分だと考える人もいたのでしょう」(芸能記者)
2026年1月のバラエティ番組『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)で、2025年に亡くなったみのもんたさんがAIで登場するなど、AI技術が進歩した昨今、亡くなった著名人をテレビで“復活”させる企画も少なくない。ただ、こうした企画での故人の扱いには疑問を持つ人もいるようだ。
「2019年の『第70回NHK紅白歌合戦』で、1989年に亡くなった美空ひばりさんをAIで登場させる演出がありました。美空さんそっくりのCGが新曲を歌い、セリフも語るなど高い技術が注目を集めましたが、SNSでは《故人の冒涜》など厳しい声も多く、物議を醸したのです。今回の本田さんの演出とは異なる点もありますが、技術が発展したとはいえ、故人を再現することに疑問を抱く向きも少なくないようです」(同前)
テレビ業界にAIの導入は進んでいるが、まだ課題も多そうだ。
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